差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年5月31日日曜日 19:04
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 曙湯(台東区浅草)

ナカムラです。

今日(5/29)は、「曙湯(台東区浅草)」に行ってきました。 浅草駅(東京メトロ銀座線)から、0.8キロ、8分くらいです。

最近は、相場も動いているし組織のボスの入れ替わりなどもあってバタバタと過ごす日が多い。 気になっていた会社の倒産などもあって、予定していた退社時間が押して19:30にようや くに会社を出ることが出来た。

銀座線を田原町駅で降りて、先ずは煮込み通りの老舗、好み焼き屋「つくし」でそば入りの豚 玉をレモン杯で流し込む。短時間だったけど、お好み焼き屋のお約束、しっかりとお好み焼き フレーバーを纏って店を出ることになる。

向かうは、東京銭湯切っての優美な外観を誇る浅草の名銭湯「曙湯」。東京六花街のひとつ浅草 花街のある観音裏柳通り至近の湯でもある。

瓦を載せた城壁のような白い塀が巡らされている。白く大きな千鳥破風の脱衣所棟に、誇らし く立派な縣魚がある唐破風のエントランス。それらに藤棚の藤が絡まって渋味を増している。

雨降りのなかで朱で屋号を染め抜いた暖簾がはためく。入口の床は御影石。掃き清められたエ ントランスはあくまで広い。番台裏には渋い色調の雉のタイル絵があるけど、脱衣所への戸へ の視界を遮る衝立でほとんど見えない。。。

おしどり錠の下足箱に雨に濡れた靴を押し込んで番台の女将さんに450円を払う。81番目 のスタンプ。だんだんと銭湯お遍路も第一巡目の終わりが近くなってきた。

脱衣所の広さは、幅3間半、奥行3間ほど。立派な折上げ格天井の鏡板のいくつかには日本画 が描かれている。高窓の桟も一部に曲線を使った木製の古風なものだ。同湯のオーナーは、ど ういう経緯かは知らないけど、昭和16年創業で銭湯を数多く手がけてきた鈴和建設(旧鈴木工 務店)。もちろん鈴和がメンテナンスを手がけているからか、天井など鈴和様式とも呼べる日本 画を配した丁寧な仕上がりになっている。

さらに、庭へ通じる戸の上には欄間がある。凝った造り込みというほかはない。残念ながら庭 池に水は張られていないけど、深さがあり飛び石が置かれていたりと、風格漂うなかなの完成 度がある。

浴室は、幅3間半、奥行4間半。天井は2段型。島カランは1つ。何ひとつ余計なものがない。 ただ、奥壁のビジュアルが竹林の写真プリント。これは鈴和のお得意なんだけど、この空間に ペンキ絵がないのは勿体ない。そして、天井が5色の縞柄なのは頂けない。やはり白とブルー の2色塗りで行きたい。

浴槽も深浅2槽のシンプルさ。ただ大型銭湯につき双方の浴槽とも大きく、下町銭湯につきど ちらも熱い。ぬる目と表示のある浅槽でも44度は超えている。深槽は46度弱といったとこ ろか。さっと入って、さっと出る江戸っ子仕様につき、心身を解放して週末にじっくり浸かる 向きには少々熱すぎる。

驚いたのは、雨降る金曜日の21:25から22:25の滞在だったけど、上がる頃に2人の相客が 入ってきたものの、それ以外はこの大きな銭湯(男湯)に終始小生のみだった。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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