差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年10月16日金曜日 22:49
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 朝日湯(板橋区本町)

ナカムラです。

今日(10/1)は、「朝日湯(板橋区本町)」に行ってきました。 板橋本町駅(都営三田線)から、0.2キロ、2分くらいです。

今日は衣替え。4カ月間も軽装だった。久しぶりにネクタイを結ぶ。シャッキとしないでもな いけど、かなり億劫だ。。。

板橋本町駅は、グレーに汚れたタイルが通路やホームに残る、イニシエの地下鉄駅の風景があ る。財政が厳しい都営交通にあっても、さすがに改修工事が必要なのだろう。工事が始まって いる。

本町・朝日湯は、昭和40年代初め頃の銭湯だろうか。あまり先が細くなく、鋼帯の補強もな い特徴的なコンクリ煙突が建つ。敷地の後には環状7号線が通る。車で走っていても視界に入 る銭湯だと思う。

入口や脱衣所の建物は、素っ気ないほど簡素なモルタルの外装。中に入れば新建材張りの番台。 愛想が良く好感度が高い親父が明るい声で迎えてくれる。

脱衣所の広さは、幅2間半、奥行は6間ほど。縦に長い空間が広がっている。天井は正方形と 長方形を組み合わした格子から成っていて、壁紙とともに白いクロス張り。

床も新しくはないものの、かなり白い板張り模様プリント。そこにキャスター付の島ロッカー が縦置きに2つ。その他、アナログ体重計、冷蔵庫、テレビなど最小限のものだけがある清潔 かつ広い空間がある。

浴室も縦長だ。脱衣所と同じく幅2間半、奥行はやはり6間ほど。脱衣所と合わせれば印象的 な長さがある。

天井はブリキに白ペンキ塗りのカマボコ型。浴室半分の長さの島カランが1つあって、カラン 数はセンターから、12・6・6・6。センターのカラン数が、12機もあることからも洗い場の長 大さが分かる。

島カランが浴室の半分の長さなのは、その後方から、外壁に接するように浴槽群が縦長に配置 されているため。それらはL字型で、奥壁にまで延びているので、浴槽の面積はそこそこ大き い。

手前から、鉄格子の焚出し口がある気泡風呂、座ジェット、円形風呂、ミルク風呂というライ ン。華やかさもなければ、渋くもない。ただただ機能に徹した風呂が並んでいる。

湯温は42度くらいで入りやすい。板橋区の銭湯は、大半が井戸水を使っているという。同湯 も浴槽内部に付着した黒い析出物と、柔らかい湯触りで、直ぐにそれと分かる。

ビジュアルはコミカ風呂的な大振りなデザインタイル。白をベースに赤、黄がワンポイントで 配色されている。

広くて、清潔。親父の笑顔も印象に残る。 しかし、少し潤いが足りないかな。 それが残念だった。

そして、ビールは置いていなかった。

同湯のすぐ先には中山道の旧道がある。寂れてはいるものの古い商店が疎らにある。居酒屋、 中華屋などもあるものの未開の地に分ける気分になれず、コンビニで氷結を買って水分を補給 した。。。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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