差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2008年3月20日木曜日 18:58
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 朝日湯(台東区谷中)

ナカムラです。

今日(3/19)は、「朝日湯(台東区谷中)」に行ってきました。 千駄木駅(東京メトロ千代田線)から、0.2キロ、2分くらいです。

谷中の3軒の銭湯のトリは朝日湯。創業90余年の伝統的木造銭湯。20年ほど前に改装して、 サウナ付の快適銭湯になっている。

煙突はコンクリ煙突が数メートルほどでカットされ、小さくて細い煙突が被されている。ガス 焚きに替っているようだ。

入口の下足はSakuraG錠のプラ板仕様。62番の番号札を取る。フロントの兄ちゃんは20歳 台か。建物の由来を聞いてもやや要領を得ない。風呂銭430円にサウナ代240円、貸しバ スタオル代80円を払ってサウナ証を受け取る。

同湯のフロントスペースにはマッサージ台が置かれ、本格的なマッサージが受けられるようだ。 また、ポットと陶器の湯呑みが置かれ、無料でジャスミン茶が振舞われている。やや甘い感じ の上品なお茶だった。

同湯の浴室は4間四方という大型。サウナの張り出しがあっても、島カラン2列で狭さを感じ させない広さがある。

天井は2段型。内側はプラ板が貼られているので雰囲気はさほどではない。浴槽は奥壁のたも とに、センターから「奥飛騨温泉郷の湯」、7点座ジェット×2、ゲルマニウム温泉(バイブラ) という布陣。湯温はいずれも42度くらい。谷中の入口故か、初音湯や世界湯よりはやや一般 的な温度設定になっている。

金曜日の19:45から20:30に滞在し、相客も10数人とそこそこの入りだった。しか し、サウナを使うのは小生のみ。最初は温かったけど、出たり入ったりを繰り返しているうち に96度まで室温が上がった。客が入ったので温度を上げてくれたのかも知れない。砂時計5 分計だけがある静寂な空間だ。

ビジュアルは奥壁に大きな絵付けのタイル絵。湖上に張り出した洋館という絵柄。高級なもの だけど、少し白っぽ過ぎるし、何か平ばんではある。

上がりは、エビスビール300円で喉を潤して、谷中の「よみせ通り」の「ときわ」という居 酒屋に入る。2合徳利の燗酒、明太子、ほっけ焼き、お握りで2600円。恐らく、お通しが 500円。悪くない店だけど、そこが少し高いかな。

秋田から出てきて40年間。谷中で食堂やら居酒屋やらをやられているそうだ。40年間で谷 中は変わりましたかと尋ねたら、即座に変わっていないという答えが返ってきた。

今日は春にしては冷たい雨が落ちている。再び足早に千駄木の駅まで戻ろうとすると、朝日湯 の傍らの「ペチコート・レーン」というアンティークカフェから、哀愁を帯びた歌声とギター の響きが聞こえてくる。

杉山美笛という方のライブのようだ。開始から2時間を経過しているので終わりに近いと思っ たけど、入って最後の2曲を聴く。トリノ国立音楽院で学んだ憂いある美人というのもいいけ ど、ポルトガルの運命、ファドに近いしっとりとした惹かれる歌声だった。狭い店だけど、立 ち見客もいたりしての満員だった。久しぶりにテキーラをショットでもらう。アマリア・ロド リゲスほどの迫力はなかったもののラストの「踊れロザンナ」はいい歌だった。

帰りは、再び大手町に戻って、東京駅から東海道線で戸塚駅まで。 「氷結」とミクスナッツを買って乗り込む。

さらに、家でこれを書きながらアベラウアーをストレートで頂いているし、何かちょこまかち ょこまか飲み過ぎている。かかりつけの「戸塚クリニック」の老女医の今井先生には週末に缶 ビール1本程度と酒量を申告しているけど、最近は大幅に乖離してしまっている。ごめんなさ い。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ (風呂屋の煙突) *************************************************










三崎坂。右手が朝日湯


「ペチコート・レーン」・杉山美笛






千駄木駅前・団子坂下交差点