差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2004年3月5日金曜日 0:01
宛先: 銭湯ML
件名: 東湯(逗子市沼間)

ナカムラです。

今日(1/29)は、「東湯(逗子市沼間)」に行ってきました。
東逗子駅(JR横須賀線)から5〜6分くらいです。この駅は、大船以南の純粋な(?)横須賀線の駅の中で、唯一の戦後開業の駅です。

しかし、駅前の商店街は既に寂れて、廃業店舗の方が多い。そんな商店街を抜け、二子山へと続く坂道を登って行く。坂道の途中に銀色の油井型の煙突。付近に店はないけど、銭湯の向かいにしっかり中華屋。定石は守っている。

逗子の桜湯が昨年2月に廃業して、逗子市の銭湯はここだけ。古銭湯を期待してたけど、平成7年に改築した建物は風情には欠けていた・・・。

暖簾をくぐると右手に入浴券の自販機。400円入れ、ボタンを押すとプラスチックの入浴券がカラン・・・。

左手には男女合わせて88の下足箱。錠は松竹錠。自動ドアが開くとフロント。初めからこういう設計なんだろうけど、4畳半くらいの狭いスペース。

男湯の暖簾を通って脱衣場へ。途中に旧型の体重計。恐らく、この銭湯で一番古いもの。

脱衣所は2間半四方。天井はそこそこの高さがあり、正方形の中に丸っこい四角で段差をつけるなど、それなりの意匠を備えてはいた。しかし、格天井とは比ぶべくもない。松竹のシリンダ錠のロッカーが40個ほど、その下に常連用の貸ロッカーが設置されている。

日曜日の5時過ぎ。小さな銭湯だけど12人くらい先客がいる。混んでいるんで驚いた。浴室は幅2間半、奥行3間半。天井は男女境の部分が低く、両サイドが高くなっていて湯気抜きの窓がある。天井はプラスチックの板が貼ってある。

島カランは1つで、カランはセンターから6・5・5・6。両サイドのみシャワーが付いている。それと両サイド、脱衣場側に立ちシャワーが1機ずつ。

壁のタイルの一部に花の模様があるだけで、ペンキ絵、タイル絵等はない。

浴槽は2つで1つは薬湯で極めて温かった。おそらく40度もない感じ。もう一方が白湯で、右側が7点の座ジェット(1人用)になっている。
カラン周りは御影石張り。浴槽の縁も同じだった。

なんか、街も、銭湯も、少し思い描いていたのと違ったかな。

帰りは鎌倉で途中下車。「もみの木」というレストラン&バーのカウンターで串揚げで一杯やって帰りました。ちゃんとした店だけど、気取らないメニューもあって、なかなか良かった。

8時くらいになると、観光客は帰って、小町通りも静かになっている。




東逗子駅