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千代の湯
(中野区中央) 2015.11.27.







自然体で参加している「中野のお風呂屋さんめぐりスタンプラリー」も11/30まで残り僅か。23:00を回った頃、大将に4つ目のスタンプを押してもらった。如何にも風呂屋の親爺という気風のいいはっきりとした声。閉店時間を確認すると、0:00で追い出すことはしないと。事実、23:45を回っても客を受け入れていた。

同湯には「湯水のかかりはお互い様なので、譲り合って使いましょう」という趣旨の張り紙があって、いつも気になっていた。余り見ないタイプの言い回し。久し振りに「氷結」を飲みながら考えていると、銭湯が混雑している頃の情景が思い浮かんできた。今は客も少ないので不作法でなければ相客に湯水が掛かることもない。しかし、カランの空きを待つような時代は掛かるのが当たり前だったろう。もちろんカレンダーの裏に記されたこの張り紙はそんな昔のものではない。しかし、そんなイニシエの時代を彷彿とさせる往時の情景が浮かんでくる表現だった。

《前回訪問:2015.10.02》




向かいの菓子店跡





0:00。明かりが落とされ、扉の半分が閉じられた。