ナカムラです。

今日(4/11)は、「クラブ湯(中野区本町)」に行ってきました。
中野坂上(東京メトロ丸ノ内線等)から、0.1キロ、1分くらいです。

かの地を放浪中の「関西の激渋銭湯」の松ちゃんから、Facebookで呼びかけがあった。西新宿の「ぼるが」で落ち合うことにして、相方と連れだって出かける。

騒々しくはないはずの2階。しかし。隣席に物凄くけたたましく、延々喋りまくるスレた業界人風の関西人がやって来た。しかし、松ちゃんによれば騒々しいのは関西人の本質ではないという。本当の関西人は”そもそも関西から出えひん、東京なんか来ん”。関西の市井にはそんな人も多いらしい。腑に落ちる言葉だった。

徒然なるままに、銭湯のこと、放浪のこと、人生と仕事の関わりなどを話す。小生よりも遙かに深く生きていることを知る。。。

そして、銭湯に対する考え方がだいぶ違っていると感じた。熱い松ちゃんに較べ、小生はかなり冷めた感じで銭湯と関わっているのかもしれない。

銭湯の廃業はあらがい難い流れであり、だから小生は「銭湯のある風景」を写真に収めることに血道をあげてきた。松ちゃんは、銭湯が無くなったら旅が面白くない。そうならないために並々ならぬエネルギーを投じ、それが銭湯を愛する人々を巻き込む大きな流れを作っている。カリスマ性、そんなことを感じていた。

店を出るとおもむろに区分地図を取り出した松ちゃん。マーク先を見て、練馬大根の古里の「鹿島湯」であることが分かった。行くべき銭湯だとは思うけど、いかんせん西新宿から訪れるには夜が更け過ぎている。

宿泊先を聞いて、中野坂上駅至近のクラブ湯に案内する。松ちゃんが石鹸を貸してくれるというので、小生も”連れ風呂”させて頂くことにした。

夜も遅くなっているので若い人が多い。週末なので、皆、思い思いに寛いでいる。そんなゆったりとした雰囲気があった。

何回か訪れているけど、いつもそれなりに相客が多いので、奥壁の中島さんの富士山のペンキ絵を撮影する機会は訪れない。しかし、今日は時間が遅く相客が途切れる時間があった。願い出て撮影させて頂くことができた。

駅至近の銭湯。すぐ隣には西新宿のオフィス地域に取り込まれる形で高層のオフィスビルなども建ち並ぶ。しかし、同湯の前の車が難儀するような路地には赤提灯がいくつもブラ下がる。松ちゃんもその光景に反応していたが、終電の時間もある。

最後は、駅まで見送って、銭湯への情熱に敬意を表して握手して別れた。

松ちゃん、赤提灯は、今度神戸あたりで!

《前回訪問:2014.01.19.》


中野坂上・クラブ湯 2014.04.11.
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