差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2011年3月6日日曜日 14:28
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 湯之助の宿・長楽園/龍宮ノ湯(島根県松江市玉湯町玉造)

ナカムラです。

今日(2/9)は、「湯之助の宿・長楽園/龍宮ノ湯(島根県松江市玉湯町玉造)」に行ってきまし た。 玉造温泉駅(山陰本線)から、2.1キロ、25分くらいです。

朝に呉を出て、広島駅から高速バスで出雲市駅へ。途中の山間部ではかなり積雪が残っていた。

2年ぶりの西出雲・民藝館。大家さんのおばちゃんに鍵を開けてもらう。民藝がささやかなブ ームというけど、誰も居ないし、東京などから訪れる人は少ないという。訪れる人が少ないか ら、ミュージアムショップ(売店)に並ぶ作品も寂しい限りだった。。。

ここ西出雲には「バラ(薔薇)パン」なる地パンがある。相方は、製パン工場を2カ所も訪れ、 ばらパンの微妙な味の違いを楽しんでいる。分かる人にしか分からない「奥の細道」だ。廃業 銭湯にも飛び込んで聞き込みをする自分とかぶり、思わず苦笑した。

出雲では三色そばを頂き、湯町窯では酒器などを買い求めたりして玉造温泉「長楽園」へ向か う。

10日ほどの銭湯ツアーながら、今日だけはレトロ系銭湯を組込めなかった。出雲市駅の横の「駅 前温泉・らんぷの湯」など、スー銭系の温泉施設ならいくつもあるんだろうけど、あまり食指 が動かない。

そのため未訪の玉造温泉にやって来た。長楽園は120坪というかなり大きな露天風呂があって 「日本一/大露天風呂」の看板がかかる。もっとも、より大きな露天風呂に日本一の座を奪われ、 現在は「日本一の混浴露天風呂」というのが正確なようだ。

広大な庭園の中に「龍宮ノ湯」と名付けられた大きな露天風呂がある。データとしての「120 坪」はそんなに大きな広さではない感じがする。しかし、第一印象はかなりの広さだ。日も落 ち相客もない。緩やかに湯気が立ちのぼる風景は幻想的ですらある。

気温は氷点下近い。湯温は41度くらいだろうか。毎分160リットル。70度の源泉が龍の滝口か らこの露天風呂に落とされている。

旅館のパンフレットには「源泉掛け流し」とあったが、塩素投入がなされて循環もある。完全 なお湯の入れ替えには30日を要する。まぁ、細かい点はいろいろとあるけど、旅館の露天風呂 としては、経験したこともないくらいのインパクトがある壮大な露天風呂だ。

湯浴み着を纏った若い人が、女湯からのアプローチを行ったり来たりしていた。後から入って きた相客の連れのようだ。湯浴み着を着ているのに。。。

当方は相方と二人。普段は暑い時も寒い時も、時に辛いこともある銭湯巡りを共にしている。 近くに温泉地があってものんびりと温泉につかることはまずない。

たまたま銭湯が無かったからだけど、こういう露天風呂もいいなと思った。

*************************************************
ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ (風呂屋の煙突)
*************************************************



玉造温泉駅


かなり濃厚で昔ながらの木次牛乳


玉造温泉


玉造温泉


玉造大橋(昭和27年)


玉造温泉駅