差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年2月26日土曜日 23:45
宛先: 銭湯ML
件名: 大黒湯(横須賀市本町)

ナカムラです。

今日(2/12)は、「大黒湯(横須賀市本町)」に行ってきました。
横須賀中央駅(京浜急行)から、0.8キロ、10分くらいです。

「港栄館(金沢八景)」向かいの中華屋は、満員で入れなかった。
金沢八景駅前の趣きある「八景食堂」をのぞくが、誰も座っていないので、これまたパス。
横須賀のジャズ喫茶「茶蘭花」にでも行くかと、横須賀中央駅(京浜急行)に向かう。

若松町の飲み屋街。昭和の雰囲気が強く残る街。
テレビで、陣内孝則主演のヤクザ映画「疵(梶間俊一監督)」を見ていたら、戦後直ぐの渋谷の街並みという設定で、17年前の若松町の風景が使われていた。
12月にはあった、「若松会館」の上にあった「令嬢トルコ」のネオンの残骸が消えている・・・。
変らないようで、少しずつ街の風景は動いている。

大滝町の「茶蘭花」では、シンガポールスリング、ミックスピザとミュージックチャージで、計3000円。
カクテルの味は褒められたものではなかったし、全体的な感じも、期待していたほどのものではなかった。
1ステージが終わったところで出て、「大黒湯」へ向かう。

同湯は、3、4階建ての小さなビルに入ったビル銭。
有名な「ドブ板」通りの裏、ひと筋山側の通りにある。
正面入口の暖簾をくぐると、本当に小さな靴脱ぎがある。
下足箱の錠は松竹。38個と数が少ない。

昭和中期的な材の観音開きのドアには、マジックインキでJAPANESE ONLYと書かれている。
ドアを開けると、番台をひっくり返したようなフロントがあり、ご高齢の女将が座っている。

脱衣所の広さは、幅3間、奥行1間半と小型。
天井も普通の居宅仕様で低い。

銭湯というより、温泉地の共同浴場という雰囲気が強い。
ロッカーは茶色のもので錠は松竹のシリンダ錠。
真中にベンチ、冷蔵庫、そしてTANAKAのアナログ体重計がある。

浴室は、幅3間、奥行2間半。天井は1.25間。
女湯とは繋がっておらず、男湯のみの独立したスペースになっている。
島カランは1列で、カラン数はセンターから4・4・4・5。
カランは日の丸扇の旧型。硫黄の湯の花のせいか、黒く錆びているものがあったり、レバーが「宝」マークのものがあったりする。

奥壁は全面がガラスブロック。昼間はかなり明るい浴室だと思う。
その前に深さは同じの2槽があり、うち一槽はバイブラバスで草津の湯の花が投入されている。
もう一方は、1穴ジェット×3。

同湯の最大の特徴は、この2つの浴槽が縁、底、付近の柱ともに白の大理石ということ。
狭い浴室ながら、明るい浴室と、贅沢な大理石張り。
こだわりを感じる。

ビジュアルは、左右の壁面がモザイクタイル絵になっていること。
同湯は、浴室だけでなく、外階段スペースにもモザイクタイル絵が張られている。

同湯の歴史はいつからなのかな。
ベトナム戦争で横須賀が揺れていた時の同湯の状況に思いを馳せていた。

帰りは汐入駅(京浜急行)まで0.5キロ、さらに、横須賀駅(JR横須賀線)まで0.5キロ。













若松町


インターネットで検索して、銭湯?と思ったけど、コーヒー店だった。