差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年10月25日土曜日 15:43
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:00001] 蓮沼温泉 第二日の出湯(大田区西蒲田)

ナカムラです。

今日(10/23)は「蓮沼温泉 第二日の出湯(大田区西蒲田)」に行ってきました。
木曜日ともなると身体もくたびれてくるので、黒湯温泉、露天にも入りたい・・・。
ということで、MLメンバーの薦めもあった、第二日の出湯へ。

蒲田駅から大城通り商店街を通って7分程度。
途中に女塚神社や改正湯の煙突も見えます。
いつも思うけど、蒲田周辺はアップ・ダウンがなくて、楽チンです。

商店街を離れると住宅しかないけど、銭湯の付近にはいくつかの店があります。
よくあるケースです。

入口の上には行灯型といえばいいのか、屋号を記した箱の中に蛍光灯が入っている式の看板があります。
しかし、妙に暗く、くすんで見える。意図的なのかなぁ。

ブルーの牛乳石鹸の暖簾をくぐると、右側のみに下足箱。
130何番だったか、140何番だったかまである。錠は松竹錠。

戸を開けると、赤絨毯に洒落た照明器が下げられているフロント。
横長だけど、20畳はあるかな、結構広い。
ドリンク、アイスケース、大型テレビ、ソファーが2組、そんなものがあってもスペースが余っている。

脱衣所は、梁・柱とも太い。新しい材料で組まれている感じ。
天井は、折上げではないものの、格天井(5×13)。
格子には落ち着いた壁紙が貼られているけど、そのうち、6枚は花(梅・菖蒲・牡丹・・・)を描いた落ちついた日本画が嵌められている。

梁・柱が立派な他は、何とはない感じだけど、この6枚の絵がこの脱衣所の雰囲気を落ち着いたものにしている。
きっと、値段も張るんだろうな・・・。

ロッカーは、壁側とフロントからの通路の壁になるよう、変則的な配置となっている。
扉が焦げ茶色のもので錠は、金属部分が張り出しているもの。メーカー名は見付けられなかった。

ここで異彩を放っているのは、ケイホクの古い体重計。
茶色く、人が乗る板に、足型の彫りこみがあるもの。
これだけが、古く目立っていた・・・。

庭が立派だなぁ。
築山からの滝、結構大きな石灯篭、池、そして池にかかる石橋。
鯉は見つけられなかったけど、結構な役者を揃えている。

さて黒湯・・・。
あれ・・・。ぬるい・・・。
隣(7点座ジェット)は・・・。ぬるい・・・。
その隣(バイブラバス)は・・・。ぬるい・・・。

   帰るくらいにはぬるくはなかったので、どうも、誰かが埋めたのかなぁ。
   脱衣所に眠くてぐずっている小さな女の子がいたしなぁ・・・。

島カランは2列。センターから、3・0・6・5・5・5。
センターには立ちシャワーが3機も付いている。

カランはすべて銀色で6角形の取っ手がついているんだけど、島カランの一番湯船に近い一組のカランが金色のもの。
まぁ、どーでもいいことだが、なぜだぁ・・・・・・・・・。

そう、カランの湯はぬるかった。ずっと出していてもぬるかったなぁ。

最奥には、男女ぶち抜きの富士山のペンキ絵。
「H14.10.24 (西伊豆)」とある。丁度1年前のもの。
早川師の白波が岩で砕ける絵である。

富士山の色と形がいいな・・・。脱衣所天井の日本画に触発されたのか、立派な絵です。
キャンバス地に描いてある。剥離はないけど、上の方にカビが多く少し残念。
浴場によって、絵のモチが違うな。立地による換気などの違いなのかな。

露天は、結構大きい。横に並んで5、6人は入れそう。
平たい石を貼って、岩風呂風になっている。自作なのか、波板で作った屋根が付いている。
木酢液を入れているらしい。ほんの少し白く濁っている。
できれば、黒湯がいいが・・・。
しかし、連日使う人にとっては、きっと黒湯よりも白湯の方がいいのだろう。

焚き出し口から、湯が音を立てて注ぎ込まれている。
その音と、隣にある庭の滝の音が共鳴している。
心に染み入る、落ち着いた音だなぁ・・・。

入ったタイミングが悪かったのか、湯がぬるく少し物足りなかった。でも、黒湯温泉に露天風呂。
きっと、また来ることがあると思わせる風呂ではあった。
なかなかいい日本画があるし。