差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年10月5日日曜日 1:48
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:04429] 第二玉の湯(大田区荻中)

ナカムラです。

今日(10/4)は「第二玉の湯」に行ってきました。
銭湯マップの浴場の一言PRが「入浴者が少なく開放感がある?」となっていた銭湯で
す。
羽田空港への支線の大鳥居駅(京急)から2分くらいです。

環状8号線から1本入った通りですが、ひっそりとしています。
浴場の隣も前も駐車場になっていて、煙突と銭湯の全景が見渡せます。
まぁ、夜(20:00)なので、輪郭だけですが・・・。

銭湯マップには書いてありませんでしたが、入口は立派な唐破風様式。
「辰巳天然温泉」のような堂々としたものです。
屋根の下はガラスブロック。その下はタイル張りとティピカル銭湯・・・。

牛乳石鹸の暖簾をくぐると、正面に傘を横に突き刺す式の傘入れ。
下足箱は松竹錠。入り口には目隠しの衝立があるためか、男湯の戸は全開・・・。
ボクシングの世界タイトル戦の実況が流れ出てくる。

番台は新建材を張ったもの。天井も同様。少し味気ない。
しかし、黒く大きな柱時計は現役で、泰然と大きな振り子を揺らしている。
そして、池に張り出した縁側があり、池には鯉が泳ぎ、灯篭が配置されている。いいぞ・・・。

ロッカーは入口の壁側と縦長に島ロッカーが1つ。
ロッカーは松竹の板錠だけど、一部のロッカーの鍵に板鍵より大きなこんな黄色の広告プレートが付けられていた・・・。
「皮膚科・成形外科(性器)・泌尿器科 宮本町中央診療所(旧大川病院)」
こんな、鍵より大きなプラスチックのプレートが付けられているロッカーは、物理的にも精神的にも使えないよね。

赤と白に塗られた旧型のコーラの冷蔵庫があったけど、番台用テレビの台と化して、飲料は入っていなかった。
(別途、ラムネ、牛乳等の冷蔵庫有り。)

浴室は、幅が狭い旧式の島カランが2列。しかし、その間隔は十分。
神奈川の銭湯を多く巡っている小生にとって、やはり東京の銭湯は大きい。

カランはセンターから755554で、取っ手が赤と青のボール型の古いもの。

正面は早川絵師による長瀞。その下に池に鯉のタイル絵が2幅。
センターにはモザイクタイルの富士山。モザイクタイルの絵にしては趣きがある感じ・・・。

浴槽は左から、赤外線超音波風呂、3点ジェット風呂、床から泡がブクブクの3つ。
真中の風呂が大きくなっている。
そして、無料のスチームサウナがある。

数人の客が居たが、言葉を交わす人はいなくて、浴室は静寂だった。
基本的に脱衣所もそうだけど、脱衣所はテレビの音が大きく流れている。

「多額の現金を持参の方は必ず番台に預けて下さい。」という手書きの張り紙が4箇所くらいに貼られていた。
最近、なんかあったのかな。

東京型の大型の銭湯。特色は、静かさかな・・・。