大将軍湯（大阪府泉佐野市）　

大将軍湯（大阪府泉佐野市）　2007.7.21

泉佐野市本町。かつては大将軍町だった。屋号はこの地名から付けられている。

町名の由来は判らないけど、紀州藩主だった徳川吉宗も参勤交代で通った街道に近い。付近はお寺さんや、大きな屋敷も多い。

昭和11年に先代の森初太郎氏が建物を借りて営業を引き継いでいる。この建物自体は大正時代に建てられたものらしい。佐野の建物の建て方ではない。東京の棟梁が建てたという人もいるらしい。

永らく休業していたが、7/23から月･水･金･日の隔日営業で再開するようだ。

湯は水道7、井戸3の割合。井戸は金気があるので、濾して使用している。石畳、石造りの浴槽があるらしい。

関西空港に近いし、また、惹きつけられてしまうだろう。

大阪屈指の簡素系レトロ銭湯だ。


2階は6畳2間。その他に2畳の炊事場があった。
餅塀の下部に取り付けられているマジョリカタイル。
付近には古い大きな邸宅が多い。先代の女将は、「これだけの敷地が全部借家だったら、風呂屋も潤っていたのになぁ」というのが嘆きだった。		神戸海上火災保険は、昭和19年に同和火災海上保険に統合されている。同和火災を含め、「華麗なる一族」の神戸・岡崎家が経営した企業だ。