北鎌倉・円覚寺居士林(鎌倉市山ノ内) 2008.04.26

北鎌倉・円覚寺にある坐禅堂。新宿区牛込に建てられた柳生家の剣道場で、同家の寄進により、昭和3年この地に移築された。

母校の大学に坐禅部があって坐禅堂もあった。その頃から何となく坐禅に惹かれていた。

円覚寺ではいつくかの坐禅会が開かれている。日々開催の「暁天坐禅会」は朝5:30スタート。興味はあったけど、なかなか参加出来ずにいた。近年、14:00スタートの「土曜坐禅会」が開催されるようになったので参加した。

柳生家の道場という渋さこの上ない坐禅堂。ただただ雨音と、時折、教策の肩を打つ音だけが堂内に響く。

居眠りすると、罰として叩く教策が縦になると聞いたことがある。とても眠くなどならない、張りつめた空気が有る。

僧が近づいた折に合掌すれば、自ら居づまいを正すため教策を打ってもらうことができる。
いつ、申し出るかを考えているうちに読経の時間に移ってしまった。




ご担当の僧は30代後半か、高僧になる人物と感じた。静かだけど只ならぬオーラが伝わってくる。
読経は、迫力があってリズミカル。優れたライブを聞く感じだった。
そして、実にハンサムで格好いい方だった。
だからではないだろうけど、若い女性の参禅者も多かった。

友人のRさんが同寺境内で行われている「水と空気の変容展」のために来鎌された。
追っかけで、同展と「ポラリス」で開催されているドミニック・エザール氏の個展を回った後、鎌倉「ル・ポワン・ウエスト」で夕ごはんを頂く。
かの名銭湯「瀧乃湯(廃業)」の向いにあるカウンターとテーブル8席だけの小さな小さなレストラン。

この店は、瀧乃湯がまだ現役だった頃以来。開業してもう3年になったという。
テーブルもカウンターも満席。以前より味が良くなった感じだし、デザートメニューの豊富さには目を見張るものがあった。

2軒目は、気になっていたカフェバー「ユニヴァイブ」でジントニック。
ゆったりとした店で寛ぐことができた。

連休の初日。混雑している鎌倉を予想していたけど、普段の日曜日よりずっと人出が少なかった。
鎌倉にはよく出かけるけど、相変わらず、繁閑が読めずにいる。


居士林


景福荘


ポラリス


北鎌倉・旧第二桜湯





御成り通りの「しんどう」が開いていた。