差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2004年12月23日木曜日 23:01
宛先: 銭湯ML
件名: 江の島アイランドスパ(藤沢市江の島)

ナカムラです。

今日(12/23)は、「江の島アイランドスパ(藤沢市江の島)」に行ってきました。
片瀬江ノ島駅(小田急江ノ島線)から、江ノ島弁天橋を経由して、10分くらいです。

昨日は上野の東天紅で忘年会。
帰りに、下北沢の八幡湯に寄るけど、あいにく「本日休業日」。
今日は、下北沢から、思い立って父の墓のある生田へ。

父に対して「尊敬しないけど感謝はしている。」なんて、生意気なことを言った記憶がある。
地味でまじめな父だったけど、今、自分は忠実に同じような人生を歩んでいる気がする。
大酒飲みだった父だけど、恥ずかしさもあって、酒を酌み交わさなかった、悔いが残っている。
線香の煙の中で、ワンカップを煽る。

携帯電話で旧友からの呼び出し。愚痴を聞いてほしいとの要請。
もちろん、オッケー・・・。

ラクーア・マニアの娘なので、江の島アイランドスパで聞こうとしたが、
風邪らしいので、2時間ほど相模大野で昼飯&お茶した後、ひとりで江ノ島へ。
いくつになっても、男と女の問題は大変だ。自分も。きっと死ぬまで・・・。

さて、12/15グランドオープンの江の島アイランドスパ。
去年の4月に江ノ島に来た時に、建物の外観に特徴がある旅館「二見館」が無くなり、更地になっていたので驚いた。(丁度4年前に廃業したらしい。)
近くに、温浴施設建設の看板。
それ以来、建設の動向が気になっていた。

一部上場のハウスメーカーの飯田産業の100%子会社、パラダイスリゾート(株)が運営している。
しかし、大胆な会社名だなぁ。大丈夫かぁ・・・。

円筒形のメルヘンチックな、リゾートホテル的な外観。
87番の下足箱を使う。
プラスチックブロックのようなものに87と書かれ、バンドが付いた見たこともないもの。それでチェックイン。
入館時刻が告げられる。磁気データが書き込まれるらしい。
後払いだけど、最短の2時間で2,150円(入湯税150円込)、海パン500円也。チト高い。

1階から、ロッカールームのある3階に上がる。
この87番のプラスチックのキーで任意のロッカーが使える。

なので、ロッカー番号は記憶しておく必要がある。
当然、忘れる輩がいるので、プラスチックブロックをかざすとロッカー番号が表示される「ロッカー番号照会器」があったりする。

3階に天然温泉「富士海湯」があるけど、2階のスパプールから入る。
ここは、円形のプールと、小さいプールがあるだけのどってことないもの。

ただ、スクリーンもあって、19時、20時、21時の3回ショーが行われるらしい。
梅宮アンナ風のハーフ嬢が教えてくれた。
照明設備もあるので、夜は華やかなのかも知れない。

ここの売りは屋外のスパプールかな。
湯面の向こうに水平線が重なって見える。
丁度夕刻なので、夕日が見事だった。

ただ、今日は寒くおまけに強風が吹いている。
ガラガラのせいか、近くで、若者がチチクリあったりもしてる。
いいロケーションだけど、精神的に落ち着かなかったりもする。

階段で1階にも下りることができて、そこには瀧を設えた洞窟風呂があったり、採暖室(低温サウナ)があったりする。

メインの3階の「富士海湯」特徴のないスー銭かな。
窓の外はオーシャンビューだけど、潮で曇ったガラスで、その有りがたさもあまり・・・。

大浴槽(40度)、高温槽(42度)、炭酸風呂(40度)がある。
知らないで入った、炭酸風呂が、「何だ???」と思ったくらい。
端っこの高温サウナも狭かった(6人くらい)。

2階のリラックスルームも広くはないし、設備も、ラクーアなんかと比べると雲泥の差がある。
パンフでは、4階にレストラン&バーがあるらしいけど、迂闊にも存在を認識できなかった・・・。

まぁ、値段は高いし、きっとリピーター客は少ないのではないかな。
小学生以下は入れないし、ハナから家族連れを対象外としている感じ。
そんなにターゲットと絞っていいの???。
やや疑問が残る内容ではあった。

帰りは、観光客が一人も歩いていない、青銅の鳥居の左に入る旧市街を進む。埋め立てられる前は、この通りが、浜辺の道だった。
江ノ島の衣食住を支えた商店街だったんだろうけど、だいぶ店が少なくなった。
その最奥に2軒の食堂がある。

今日は「いのうえ」で熱燗と刺身定食。
入ると、やはり地元民しかいない。

カウンター隣の客は、主人との会話からすれば地元で魚の卸をしているらしい。
魚の価格の会話だけど、部外者にはわからない符丁でやりとりしている。
魚の専門家の話では、飲食施設があるアイランドスパの影響を受けない者はないらしい。
それと、2階の回転寿司は、ネタに対して値段は高いと話していた。

刺身定食1400円。塩辛とマグロの煮付けが付いた熱燗が400円。
地元民しか居ない食堂。
予想した通り、味に間違いはなかった。
女将が最後にいれてくれたお茶も美味しかった。

帰りは江ノ電で鎌倉駅を経由して戸塚まで。
休日なのに19時鎌倉着の江ノ電はガラガラだった。


地下1500mから温泉を汲み上げているやぐら。

青銅の鳥居を過ぎて、少し右に折れた所。
こんなに静かな海へ通じる小道がある。


旧市街の奥。釣りえさ店の奥に2軒の食堂。

この上に稲荷神社がある。