不動湯(藤沢市辻堂元町) 2009.03.29

午前中は、洗濯したり、掃除したり、散髪に行ったり。午後は、ワイシャツにアイロンなどをかけ、5月の連休の下調べに着手する。

5月の連休は、寝台列車・あけぼの号のチケットが取れたら、下北半島の遊廓跡と銭湯でも回ろうかと思案中。しかし、iタウンページ程度の情報しかなくて、あまりに漠としている。

マグロの一本釣りで有名な大間の銭湯は、ここ1、2年で廃業してしまったようだ。津軽海峡を隔てて函館と対峙する佐井や大畑というところにはまだ銭湯が残っているようだけど、どんな町で、どんな銭湯なんだろうか・・・。

そして、古書に出てくる遊廓は、今でもその痕跡が残っているのだろうか、青函トンネル建設時の曖昧屋の痕跡は残っているのか。風雪が厳しい地域。木造建築の耐用年数はそうでない地域と比べて短い。八戸遊廓の妓楼建物が「新むつ旅館」として営業しているのは例外なのかも知れない。

そうこうしているうちに、アルコールの禁断症状が現れてくる。飲み屋に入る前に、ちょこっと御無沙汰の辻堂・不動湯へ。朗らかな顔、気難しい顔、いつもの面々がいつも通りにそこに居る。

大船・観音食堂では、燗酒1合と塩らっきょ。刺身の盛り合わせを頼んでみる。まぁまぁかな。魚価が上がっているのか、かつてのように驚きに接することがなくなってしまった・・・。そして、居酒屋でキーボードを使っている方が悪いんだろうけど、POMERAに異常に興味を示すオヤジに話しかけられ少々辟易したりもする。

食事は止めにして2軒目に移ることにする。千住ほどの広がりや奥深さはないけれど、大船もハシゴが似合う街だ。鎌倉人は大船と一緒にはされたくないと、敷居で隔てるけど、後から編入されたものの、ここも鎌倉市ではある。

確かに、「鎌倉」の雰囲気とは、かなり異なっているけれど・・・。

《前回訪問:2009.03.01.》