差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年4月17日日曜日 0:35
宛先: 銭湯ML
件名: 富士見湯(藤沢市藤沢)

ナカムラです。

今日(4/10)は、「富士見湯(藤沢市藤沢)」に行ってきました。

桜も満開ということで、まずは鎌倉へ。
浄妙寺で桜をめで、混んでいたけど「左可井」でアナゴ丼。
さらに、衣張山に登って、点在する桜を山から眺めてきた。
なかなかいい風景だった。

藤沢へ移動。
同湯は、藤沢駅から0.6キロ、7〜8分くらい。
途中の廃業した「仲の湯」の跡地は、最近更地になったばかりか、駐車場にすらなっていない。
その奥の旧青線地帯の建物群は健在。
しかし、藤沢駅から300メートルくらいの所に、よくもこんなディープな物が残っている・・・。

同湯は、60年前に現経営者一族に引き継がれ、14年前から「クリオ藤沢弐番館」という大きなマンションの1階にある。
もとは戦前にここら辺が田んぼだった戦前に開業した銭湯らしい。
隣地と一体で開発したのか、銭湯の入っているマンションの大きさとしては、マイベストワン。

超軟水をウリにした看板が架かっている。
入口の下足箱の錠は「SakuraG」、傘のロッカーは松竹だった。

自動ドアを通ると小さな独立フロント。
入浴料400円にサウナ200円。バスタオルとサウナ証のリストバンドを渡される。

脱衣所の広さは幅3間、奥行2間。天井は住宅と同じで1間と1/3。
やや手狭との印象。

ロッカーは「SakuraV」の錠が付いている。しかし、扉が大きいなと思っていると・・・。
隣の御仁は、ロッカーを開け、脱衣籠を取り出した。
そのような使い方は、その人だけだったけど、脱衣籠がすっぽり入る大きさに感心してしまった。

その他、「ISHIDA」の文字盤が膝に来るアナログ体重計、浴槽への入口のマットは麻だった。

さて浴室。
広さは幅3間、奥行3間半。天井はプラ板ながら、2間と2/3間とまずまずの高さがある。

浴槽はセンター側に奥から、円形の主浴槽、バイブラ、寝湯、座湯×2、サウナ用水風呂。浴槽の縁は赤御影石になっている。
水風呂を除き、温度は42度くらい。
しかし、何が超軟水なのか実感できなかった・・・。

サウナ用水風呂に入ると、んんん・・・。
なんか微かにドブ臭い。さらに、淡い褐色。
井戸水の掛け流しらしいけど、臭いが臭いのため、衛生的に大丈夫なのかと心配になった。

島カランは、横に並んでいて、奥壁から5・5・5・5。
日曜日の16:30から17:20に滞在したけど、常時8割のカランが埋まっていた。

ビジュアルは、男女境に2幅のタイル絵。高速道路と川という風景と山河の風景。
奥壁には、幅3間、縦35枚の巨大タイル絵。洋風の城の絵柄。
絵柄としては全く大味だけど、デカさは評価に値するかな。

外壁側も、ガラスブロックで採光とアクセントを付けているけど、外壁側の外はマンションの内廊下で自然光は入ってこない。
おそらく、昼でも夜でも、採光は変わらず、浴室の雰囲気は同じなんだろう。

水風呂はイマイチだけど、サウナは4人用くらいで、居心地は良かった。
砂時計があるだけのシンプルなものだったけど。

フロントも狭いし、寛ぎのスペースは不十分だけど、風呂としては悪くなかった。

帰りは、大船で途中下車して「観音食堂」。
いつも通り、こはだ酢と熱燗で一杯と、今日は金目鯛の煮付け定食。