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銀座・諸河久「モノクロームの国鉄蒸気/形式写真館」
 2017.07.21.





鉄道写真家の諸河久氏の「モノクロームの国鉄蒸気/形式写真館」を見に初めてキャノンギャラリー銀座へ。

40年余り前に撮影されたシノゴ(4×5インチ)のモノクロネガをEOS5Dsでデジタル化した蒸気機関車の形式写真が並んでいた。40年余前の写真なのに、精緻なピントに驚愕する。オリジナルであるフィルムの底力と、キャノンの新鋭デジタルカメラの性能にため息が出る。

先日、銀座のニコンサロンである大物写真家のエイトバイテン(8×10インチ)で撮影された近作の写真を見て、大判なのにこの眠いピントは、撮影の問題なのかプリントの問題なのか、写真自体は優れているのに画像がイマイチなことにがっかりした。そんなことがあったので、諸河氏の写真に余計に胸を打たれる。

知らなかったけど諸河氏が在廊していて、さらに18:30からフィルムのデジタル化講座が有ったので飛び入りで参加する。小生、最近少しずつ機材を集め30年ほど前に撮影した2万カットはあるモノクロネガのデジタル化を目論んでいる。デジタル暗室技術の書物などには書かれていない、示唆に富む話が多く、とても幸運な遭遇だった。









講座の光景





ヨネイビルディング(昭和5年)





旧日本酸素ビル(昭和2年)、現松屋東別館





三原橋際の双葉寿司。