差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年7月9日土曜日 7:47
宛先: 銭湯ML
件名: 銀座湯(中央区銀座)

ナカムラです。

今日(7/6)は、「銀座湯(中央区銀座)」に行ってきました。
東京駅から0.7キロ、10分程度です。

銀座一丁目12番地。「ホテル西洋銀座」の裏。こんなところに銭湯が・・・という場所に同湯はある。
兜町の会社から、歩いて行くことができる。

首都高速道路都心環状線のインターチェンジである宝町出口を背にする、不整形な小型ビル銭。
入口はで男女別れての下足箱。そして入口、番台。
ここまでは普通の銭湯だけど、右側の女湯は1階、左側の男湯は、2階への階段があり、2階へ上がって行く。
小型のビルにつき、男湯と女湯が積層構造になっている。

銭湯マップでは、「番台」となっている。
まぁ、形は番台だけど、フロントといっていい構造かも知れない。

脱衣所の広さは、幅2間半、奥行1間半くらい。
ロッカーは、松竹のシリンダ錠の島ロッカーと壁側に小さなロッカーがある。
それ以外は、扇風機と小さな丸椅子が2脚くらいあるだけ。
区営の銭湯だからというわけではないだろうけど、余計なものはないというか、やや殺風景。区の保養所のポスターが目立っていた。

浴室は、幅2間半、奥行3間。天井は1間半くらい。
照明は、電球色の蛍光灯で、和やかな照明になっている。
島カランは、鏡のみのものが1列で、カラン数は右から、8・4・4・2。

浴槽は深浅2槽。縁にはグレーの御影石を張った立派なもの。
浅槽はジェットが2機、温度は42度くらい。
深槽は何の仕掛けもない。湯船の底が見える。こちらも42度くらいだった。

21:30から22:00に滞在。
入った時は、浴室に10人くらいの相客があった。延べで15人くらいか。
思ったよりも客が多い。

客同士が挨拶を交わし世話話に興じている。
年配の方々。話の内容かから、ずっとこの地で育った人たちらしい。
月島のマンション群からの児童で、泰明小学校の児童が急増していることなど、へぇーという話をされていた。
下町ゆえか高らかな声が響く浴室は、イメージしていた都心の銭湯とは違ったものだった。

同湯が小さいせいもあるけど、なんか、地方の銭湯にいる錯覚を感じる。
「秘湯」というには大げさだけど、大都会の真中にありながら、ここを訪れる人は少ないだろう。
その落差で、なんかそんな感慨を持った。

上がりは飲み物等はない。
出てすぐのファミリーマートで発泡酒を買う。

銀座にコンビニ・・・。以前は賃料の関係でコンビニは進出できなかったんだろうけど、近年急速にコンビニが増えた。
便利になったのと、都心の印象が少し変った気がする。



後方は、首都高速道路都心環状線の宝町出口





片倉工業のビル