花の湯(足利市巴町) 2008.06.21

足利の市街には、料亭など一緒にあった雪輪町・巴町に遊廓。足利駅(JR両毛線)近くの両毛線沿いの永楽町に赤線があった。

花の湯の脇にある筋の周辺がかつての遊廓街だった。

質屋、蕎麦屋、仕出し屋など、遊廓を支えた脇役も揃っている。

花の湯は、13:30から22:00までの営業で、日曜日が定休。

遊廓の銭湯は優れた銭湯が多い。同湯も面構えはなかなかの風貌だ。

足利の市街は遊廓に限らず、なかなか楽しめる街だ。花の湯とセットで出直さなければならない。




遊廓は、織物会館の向かいにある細かい路地が通るエリア。
それらしい雰囲気が色濃く残っていた。
しかし、料亭跡なのか遊廓なのかは判別が付かないものもある。いずれにしても、空家が増えて、廃墟に近い建物も多い。

ある年配の方がお化け屋敷だよと話されたが、あながち誇張ではない。
知らない土地の者が夜に迷い込んだら、恐怖を覚えるだろう。
それほどに荒廃が進んでいる。



共益会館


画面の外、すぐ左手が花の湯


かつては貸座敷だったようだ。古物店を経て空家になって久しい。


艶っぽい軒灯が残っている。


真ん中に富士山の意匠がある。