差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年2月26日土曜日 23:45
宛先: 銭湯ML
件名: はすぬま温泉(大田区西蒲田)

ナカムラです。

今日(2/25)は、「はすぬま温泉(大田区西蒲田)」に行ってきました。
蓮沼駅(東急池上線)から、0.1キロ、1分ほどです。
蒲田駅からも、1キロ、10分程度のようです。

金曜日の22:00。
「蓮沼プロムナード」という、この時間は、コンビニの灯りと場違いな感じの風俗店のピンク色の看板だけが目立つ道を進み、
住宅地へ折れるとすぐの所にある。

3階建ての、銭湯と経営者の居宅を合わせた、新しい建物のようだ。
コンクリの四角い煙突が伸び、「はすぬま温泉」と、入口や同湯のWebなどと同じく、まるっこいフォントの文字で描かれている。
H15/10に「正和浴場」から屋号を替えている。
CI(コーポレートアイデンティティ)のようなものを意識していうのかも知れない。

前面道路側に、駐車場、入口・フロント棟、コインランドリーと並んでいる。
「はすぬま温泉」と書かれた、行灯型の看板の下には暖簾はない。
正面に、下足箱があり、木札を斜めに差すおしどり錠。
上には、温泉分析票が額装されている。

自動ドアを通ると、完全フロント形式。
マスクをした女将に400円を渡す。さすが大田区、乾式サウナは無料らしい。
無料のハーブティ、広い休憩スペース、ふかふかとした絨毯。
すぐに、清潔感と落ち着きからなる、快適な空間だなぁと感じる。

オレンジ色に「男」というシンプルな暖簾をくぐって脱衣所へ。
広さは3間四方。天井の高さは、浴室と同じ高さで設定され、2間強。
伝統銭湯ほど高くはないけど、必要にして十分な高さなんだろうなと感じる。
外壁側にサウナ室があるので広くはないけど、余計なものがないので、スッキリとしている。
蛍光灯が煌々と点って明るいし、なにより清潔度が高い。

男女境側と入口方にのみロッカー。
錠は上段がノーブランドのブロック式のゴツイ感じの錠でシリンダ式。
下段は、ブロック式のゴツイ感じの錠だけど、こちらは「Oshidori」で板鍵をシリンダ錠的に操作するもの。改装前からの流用かな。

静かにCDラジカセからヒーリング音楽が流れる。
その他、新型のマッサージ機、TANITAのデジタル体重計、ビールも入った小さな自販機がある。

浴室は、幅3間、奥行3間半。高さ2間強の天井はフラット。
島カランは、2列で、カラン配置はセンターから6・4・4・3・1と余裕を持った配置になっている。
Waguriの取っ手が銀色5角のもの。同じく銀色のシャワーが付いている。

余裕を持ったカラン配置に、広い浴槽が3つ置かれている。
浴室の3割以上が浴槽なのではないか。広い浴槽が広がっている。

奥壁センター寄りに白湯のラドン泉湯。8点式の寝湯×2とデンキ風呂。
外側が、温泉浴槽で、奥行きが1間半と普通の浴槽の倍はある。
ここの温泉の最大の特徴は、黒湯ではなく、黄金色の炭酸水素塩泉という泉質にある。
黒湯のような荒らしさはないけど、落ち着いたいい湯と感じる。
湯温は41度弱。少し物足りない温度だけど、この温泉には合っているのかも知れない。

さらに、外壁側に3人は入れる源泉での水風呂。
陶製の獅子口から、源泉が供給されている。

サウナも立派なもので4人くらい入れるもの。
温度は102度と、こちらも、少しぬるかった。

ビジュアルは、奥壁一杯に、真中に滝が落ちる緑山の上に岩壁がある勇壮な図柄のタイル絵。
高さが2間はあるので、迫力十分。
実際の風景らしく、フロントにその地名を告げると、飲み物の提供があるらしい。

上がりは、ハーブティーのサービスがある。
レモンジンガーとあった。
少し塩分がある感じの美味しいもので、2杯頂いた。

清潔、快適、ハーブティーもいい。
なかなか、優れた銭湯だった。




蓮沼駅


隣湯の「第一弁天湯」。ファッサードがレトロ調で惹かれる・・・。