初音湯(台東区谷中) 2008.02.22

「よみせ通り」の
中華屋・春木屋は、80歳位の夫婦がやっているボロ中華屋だった。

20:00入店、相客は居ない。婆がストーブの上に載った大きな薬缶で、お茶を淹れてくれる。懐かしい光景だ。

ビールが大瓶しかなかったので、紹興酒とソース焼そば。この際、味なんてどうでもいいと思った。イニシエに遭遇することができる。

存在そのものが貴重だ。

そして、初音湯。やはり戦前の銭湯だった。昭和7年築。油井型の煙突。レトロな銭湯 東京では珍しいセンター浴槽だ。

西湖からの逆さ富士を描いた早川師のペンキ絵もいい。戦前の古い銭湯だけど、同湯は折上げ格天井。折上げ部分が大振りなのが少し他と変わっている。

池もあって、瓦が載った塀の裏には檜皮が打ちつけられている。なかなか凝ったものだ。

金曜日の20:30から21:15に滞在。相客は10数人。適度に客が入っているのがいい。

今日は暖かい。厚手のPコートは持て余すほど。
先週に引き続き日暮里駅まで歩く。