平和湯（さいたま市浦和区北浦和）

差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年10月19日火曜日 21:57
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件名: 平和湯（さいたま市浦和区北浦和）

ナカムラです。

今日（10/11）は、「平和湯（さいたま市浦和区北浦和）」に行ってきました。北浦和駅（京浜東北線）から、0.2キロ、2分くらいです。

昨日は、10月10日の「銭湯の日」。歌舞伎町・ロフトプラスワンで恒例の「東京銭湯ナイトVol.6」。各地の郷愁銭湯を19軒ほど紹介させて頂いた。東京銭湯ナイトなのに、東京の銭湯を一つも取り上げていないとのお叱りがあった。ごもっとも。。。

まぁ、一区切りついたので、十条で贔屓にしている、カウンター5席の「かわなみ鮨」で祝杯を兼ねたちょっと贅沢なランチ。浦和を散策した後、北浦和の平和湯に向かった。

北浦和駅はどちらが側が栄えているのだろうか。同湯は東側に出て、メインではない「平和通り」という脇の商店街を進んで直ぐのところにある。

コンクリ煙突はだいぶ短く切られているものの、黒瓦の伝統的木造銭湯だ。ただ、オリジナルのエントランス部は、増築された独立フロントスペースの建物に置き変わっている。築50年は経過しているという。

角地に建つ銭湯で、入口が商店街に面するように、角に移されている。

のれんを潜れば、男湯のみ松竹錠アルミ板鍵で、フロントでロッカーキーと交換するシステムの下足箱。松竹錠木札が残る女湯は、交換システムは取られていない。下足箱の隣には「オゾン発生装置」がディスプレイされている。

脱衣所は、幅3間、奥行は水風呂と8点ノズルのシャワーにスペースを取られて2間半ほど。天井は模様のクロスが張られ、壁も白柄物のクロスというもの。

ロッカーは、入口方と外壁側に松竹シリンダ式のもの。上に脱衣籠が並ぶ。真ん中には籐敷きの幅のある台が置かれている。

その他、Asanoの表示板が膝の高さのアナログ体重計。寝るタイプのと新型のマッサージ機がある。

浴室の広さは、幅3間、奥行4間ほど。木板白塗りの天井は、ウィング幅1間半の2段型で、天井高が4間はあろうかという高いもの。

島カランは1つで、カラン数はセンターから6・5・5・4。タイル類は昭和末期頃の中普請の時に全て置き換えられている。

浴槽は、奥壁に接して3槽。外壁側が「温室」の中にあるオゾン浴泉。中央が主浴槽で、滝のような焚出し口があるバイブラ槽、釜場側が8点座ジェットになっている。後方がオーバーハングの壁になっていて、赤外線ランプの照射口があるというもの。今となっては時代遅れで、少々、ゴテゴテし過ぎている。

お湯は、井戸水と水道のブレンド。それをガスで沸かしている。オゾン浴泉を筆頭に、柔らかいお湯が、ゆっくりと寛いで浸かれる42度位で満たされている。

プラス100円で使えるサウナはスチームサウナだった。脱衣所方の外壁側に、奥行きのないサウナ室が増築されている。隣にある水風呂は2人は入れるもの。なかなかいい水風呂だった。

日曜日の17:05から18:00に滞在。夕飯前のゴールデンタイムだったせいか、相客は延べ20人くらいはいただろうか。ただ、上がる頃には2､3人だけになっていた。

牛乳を頂く時、女将さんと少し話をしたら、自嘲気味に「風呂屋はお馬鹿さんじゃなければやっていられない」と話されていた。一見の客からすれば繁盛しているように見えるもののやはり大変なようだ。

同湯の先にちょっと気になる焼き鳥屋があったものの、中を窺うことができず、また未知に踏み込むにはパワー不足だった。

結局は、地元赤羽まで戻り、久し振りの「まるます家」へ。通りに面した、二方向、全ての扉が開け放たれている。初夏に来て以来、しばらくご無沙汰だったことを知る。いつもながらの満席。しかし行列はなく、直ぐにカウンターに潜り込むことができた。

仕切り屋のおばちゃんたちの声を聞きながら、少々飲んで、少々つまんで、最後にうな丼を半分ずつ頂く。いつものコース。ひとり当たり2000円と少しあれば、お腹一杯になる。偉大な居酒屋である。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
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