日乃出湯(広島県尾道市) H17.12.25

築100年を超える。休業から復活した、尾道最古参。女湯の脱衣所には「明治時代」がそのまま残っている。



表通りから同湯を眺める。写真左側には、水はないものの池があった。


「自惚れ鏡」と教えてくれた。3枚の鏡を連結した古いもの。表面は波打ち、少し青味がかっている。




アナログ体重計はONOのもの






先代の主人が広告が嫌いだったので、昔から壁絵はなし。
古いタイルの上に、緑のマジョリカタイルが張られている。
湯気抜きの上に網があり、その上のゴミが、
ねずみの死骸のように見えたのには閉口した。



主浴槽は幅1.5メートル、奥行1.8メートル、ジェットが2つ。
手前に奥行0.9メートルの浅槽。

窓は塞がれている。


女湯の様子。まさに「明治時代」そのもの。


この看板もかなりのレア物だろう。

鎌倉・瀧乃湯の話しでは、のある時期にツムラでは中将湯の生産を集約し、バスクリンに一本化した。同湯では、中将湯と配合が同じ実母散を探してもらって使っているとのこと。だから、敢えて「中将湯」のホーロー看板を外していないとのことだった。「中将湯」は実母散湯っだったようだ。


コンクリの短い煙突