差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年3月27日日曜日 22:39
宛先: 銭湯ML
件名: 稲村ヶ崎温泉(鎌倉市稲村ヶ崎)

ナカムラです。

今日(3/27)は、「稲村ヶ崎温泉(鎌倉市稲村ヶ崎)」に行ってきました。
稲村ヶ崎駅(江ノ電)から、0.4キロ、5〜6分程度。海沿いにあります。

小生は詳しくないのですが、2週間後に新装オープンする「サンディッシュ」(旧メイン)という有名なレストランの隣です。
レストランと経営が同じなのか、店員は男女とも若く、黒服も似合いそうな感じです。

行楽地の温浴施設ですが、新しい施設の割りには、その小ささが特異。
1月21日にグランドオープンの時は、20時までだったけど、今は21時までのよう。

自動ドアを開けると、お香の匂いがする。
また、灯りを落とした演出で、茶色を基調としたシックな内装になっている。

下足は松竹でもSakuraでもない。立派な下足箱に、よく判らないシリンダ錠。
銭湯と違ってスリッパなんかが並んでいる。

フロントのカウンタの上に、小さな小さな券売機があって、1,200円を投入。
フロントにも自販機の横にもスタッフが居るので、自販機である必要性は薄いと思うが・・・。

受付の横が休憩スペース。4人座れる椅子とテーブル。
それも、見てくれはいいけど、休憩には不相応な感じもの。
休憩という点では、普通の銭湯にも劣る感じがする。
もっとも、電話をかけた時、飲食スペースと休憩スペースがない旨を念押しされた。

脱衣所は狭く天井も低い。ロッカーも24個しかない。
横須賀の銭湯だってこんなに小さくない。
その他には、自販機、縁台が2つあるだけ。
床は籐敷きになっている。

浴室は、幅2間半、奥行3間。露天を除けば中型銭湯サイズ。
天井は、天板がなく、梁というか屋根の骨組みの無骨な木材がそのまま見えるようになっている。
壁と屋根の裏側は木目。ウッディな感じになっている。

カランは、センターに4、外壁側に3と7つしかない。
湯桶と椅子は木製。
カランの湯も褐色だったけど、浴槽のお湯と比べるとだいぶ色が薄い。源泉を割っているのか・・・。温度もイマイチ安定しなかった。
そして、シャワーの湯は無色だった。

浴槽は、奥壁(全面がガラス)に接して、2間四方の浴槽が掘り込まれている。
縁は赤御影石でゴージャスな感じがする。
湯はいわゆる黒湯で、それなりに濃い部類に入ると思う。温度は42度くらい。

奥壁の外には、露天(幅2間、奥行1間)41度、とサウナ用の源泉(幅1間、奥行0.5間)20度の水風呂。
塀で囲われているので視覚的には何もないけど、潮の香りが流れてくるし、空には鷲なのか大型の鳥が風に向かって滑空している。
あぁ、海なんだと、感じる。

さらに奥にはサウナ室が独立して設けられている。
屋外に設置したからか、二重扉になっている。
サウナの広さは6人用くらいか。

テレビは無論、音楽も流れていない。禅寺の道場のようなもの。
「ヘルシーサウナ」の温度計と12分計が下がっているだけ。
壁の木材などは、どことなく安物に見える。何か、レストラン経営者が取り組む限界なのかなと感じたりする。

日曜日の午後、15:45から17:00滞在。
相客は延べ10人くらい。空いているといっていい状況だった。
香りも味も感じられない黒湯だけど、黒湯温泉としても悪くない部類に入ると思う。

上がりは自販機で、ジュース。150円だった。

鎌倉に戻り、駅前の「庭を眺めてお好み焼」の「津久井」へ。
混んでくる時間帯の1人客だったので、帰ってほしかったのかな。
待ち時間30分と言われたけど、敢えて「待ちます」と言ったら、5分も経たないうちに席に案内された。

銭湯の庭のように、池、滝、石灯籠がある庭を眺めて、冷酒、お好み焼き、焼きそば。
味はそれなりだったかな。
しかし、民家を改造したお店の雰囲気はいい。

隣には、今年高校を卒業したばかりの6人の女性の団体が居た。
あどけないけど、食欲旺盛。
不安と期待が胸中に・・・。そんな顔をしていた。






カランは7つしかない

露天の奥にカマボコ屋根のサウナ室。
やや安っぽい感じがした。


稲村ヶ崎駅(江ノ島電鉄)


「稲村ヶ崎駅入口」交差点


稲村ヶ崎から江ノ島を望む


鎌倉「津久井」


鎌倉 御成商店街


獅子舞があったのか? 押売・ゆすりと同等???


御成商店街の瀧乃湯