伊東温泉・猪戸新地 H18.2.11

猪戸新地は、伊東温泉の「湯の花通り」に入口があり、猪戸一丁目から中央町に繋がるL字型の通り(宵のまち通り)沿いにあった。
戦後には、櫻木町の通りに、「新天地」という新しい新地も加わった。

猪戸新地の跡には、昭和21年の創業ながら、既に伊東温泉で一番の古参となった寿司屋「つた好」がある。
主人は、お姐さんたちの居並ぶ中で、遊んでいたと話してくれた。

店の隣には昨年まで、妓楼だった建物が残っていたが、取り壊され駐車場になっている。
当時の妓楼の経営者で、同じ場所に残っている人はいない。

そんな話しをしながら、寿司と酒を頂いた。地物11カンの寿司はレベルが高い。
また、静岡の酒は、良い指導者を得たこともあってなかなかのものだ。



古いアーチが残っている奥まった一角











L 字型の曲がり角付近
カメラの背の部分に温水プールがあった


タイルの丸柱がある古くからの美容院




赤線の通りが「猪戸通り商店街」とクロスするところ
古い薬屋と理髪店がある


モルタル部の曲線が妖艶な感じがある
「伊東花街および附近図」によれば、最も店が密集していた辺り
〔中央町〕


営業しているのか・・・。


正面の白い建物が伊東病院
伊東の検梅(梅毒)病院だったとされる





猪戸新地の風景
(出所)『続・絵はがき−伊東百景(伊東市立図書館)』

猪戸町から中央町への曲がり角にあった温泉プール。25メートルプールがあって、オリンピック選手なども練習にやってきたという。スーパーの十字屋を経て、今は立体駐車場。




赤線地帯にある「つた好」。伊東最古参の寿司屋。
伊東港に揚がった地もの11カンで2500円。
寿司のレベルは、かなり高いものだった。