差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2009年11月21日土曜日 0:45
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 岩の湯(板橋区常盤台)

ナカムラです。

今日(11/18)は、「岩の湯(板橋区常盤台)」に行ってきました。 ときわ台駅(東武東上線)から、0.5キロ、6分くらいです。

水曜日は早帰りデー。18:00には会社を出るようにと毎週メールが入る。社員食堂で軽め の夕食を取りながら何処に向かおうか思案。結局、帰宅方向の常盤台・岩の湯に向かう。。。

赤羽の「岩の湯」と「第二岩の湯」の弟分。地域が離れているせいか「第三」とは名乗ってい ないものの、岩の湯兄弟の三男坊にあたる。先代は最盛期に6軒もの銭湯を経営したという。

黒瓦の千鳥破風のエントランスを持つ、築50年は過ぎたという伝統的木造銭湯。入口には植 木鉢が並べられ、暖簾を潜れば、松竹錠の下足箱の傍らに屋号を記した三角錘型の行灯が置か れている。

自動ドアを通ると、脱衣所空間を3分割に仕切ってのフロントスペース。いつもではないけど、 壁には毎年の「銭湯の日」に先着50人に配られるラベンダータオルが10年分飾られている。 2000年にスタートして10年目。10枚のタオルがその歴史を示す。同湯は先着50人に かかわらず、ラベンダータオルを配布している。

脱衣所は、オリジナルは3間四方ながら、フロントにスペースが取られているので、その分狭 くなっている。折上げ部分が白く塗り込められているものの、天井は折上げ格天井。ただ、格 子は太くなく鏡板の材もどことなくチープに見えるものだった。

島ロッカーが中央にあって、Keihokuのアナログ体重計が有る、何とはない空間。そんな中で ひと際目立っていたのは背もたれのある古い木製ベンチだった。背もたれにラムネ屋、燃料店、 氷屋、酒屋など、同湯のご常連の生活に密着した地元商店の屋号と2桁局番の電話番号が彫り 込まれている。

浴室は、幅3間、奥行4間。天井は2段型の空間。島カランは1列でカラン数はセンターから 5・5・5・5。

浴槽は、奥壁に接して深浅2層。浴槽の幅だけ外壁側に半間ほど張り出している希有な構造だ。 深槽は8点座ジェットと縦置き2穴のスーパージェット。浅槽は2穴ジェット×2で、その間 の赤外ランプと張り出し部分の寝湯&バイブラ水枕付きは稼働していなかった。

お湯は井戸水を薪で沸かしたもの。温度も42度くらいと、会社帰りのリラックスタイムとし て、好ましい温度。抹茶の薬湯というのも好みにマッチしていた。

ビジュアルは、奥壁に男女ぶち抜きで中島師の富士山がある。2年ほど前にテレビカメラを入 れての製作で、その過程はテレビで流されたらしい。富士山もその傍らの高嶺も赤富士という のが珍しいし細かな描き込みのなかなか見応えのあるペンキ絵だ。

上がりは麒麟端麗生150円。スーパードライもあった。なかなか座りやすいソファーセット があって、大将と話をしながら頂いた。

水曜日の20:30から21:15くらいに滞在。相客は6、7人ほど。近くのS&B通りか ら自宅のすぐ近くまでのバス路線があるけど、終バスは20時台だった。寒いなかとぼとぼと 徒歩で帰館。。。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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