十條湯(北区十条仲原) 2013.12.07.
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今日は1日中写真の片付をしていた。既に写真(印画紙)のほとんどは破棄していたけど、最後まで手元にあったコンタクトプリント150枚などを処分した。

今の時代、コンタクトプリントと言っても何のことかわからないだろうけど、「密着」とか「ベタ焼き」とも呼ばれた、印画紙の上にネガフィルムを並べて硝子を載せて焼いた、ネガフィルム実寸大の小さな写真の集積だ。

コンタクトプリント1枚には36枚撮りのフィルム1本分の36コマの写真が撮影順に並んでいる。150枚のコンタクトプリントは6,000コマ弱。フィルム150本持って冬の北海道を貧乏旅行したことがあるけど、フィルム150本はそれなりの重さがある。これを担ぎながら撮影して歩くのはかなり難儀だった。

もう30年近く前の写真だけど、撮影した時々の記憶が今も鮮明に残っている。

《前回訪問:2013.08.19》
今日処分したコンタクトプリントの1枚。写真家は舞台裏のコンタクトを公開するのを嫌がるという。確かに1枚の写真を撮るのに”ヘタな鉄砲”をいくつも撃っている。この写真は今は無き、旧同潤会白河アパートを撮影したもの。自治会長に挨拶に行き撮影させて頂いた。今の時代ならば自由に建物の中には入れてもらえなかったかも知れない。今よりもずっと時代は大らかだった。
地元の十條湯。居酒屋に寄る前に一風呂浴びる。今日は、近くの東京朝鮮高校と試合があったのか、”茨城朝高蹴球部”の生徒が男湯にも女湯にもあふれて大変なことになっていた。しかし、暫くするといつもの十條湯に戻った。温湯と水風呂を何往復かして、1日の疲れを癒した。