亀の湯（北区西ヶ原）

差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年1月28日木曜日 23:32
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 亀の湯（北区西ヶ原）

ナカムラです。

今日（1/24）は、「亀の湯（北区西ヶ原）」に行ってきました。駒込駅（山手線）から、0.3キロ、3分くらいです。

５年振りに水泳でも再開しようかと、巣鴨のスポーツクラブで会員登録を済ませ、霜降商店街経由で駒込に向かう。２０数年前にカメラ片手に歩いたことがある。昭和３０年代書体の商店街のアーチが無くなり、古い質屋との並びが印象に残っている料亭風寿司屋が空屋になっていたりと、時は流れている。

亀の湯。駒込駅から王子に抜ける本郷通りに面している。

黒瓦で平入りの脱衣所には、飾りの小さな千鳥破風。その下に黒瓦で唐破風の大振りのエントランスが付く。コンクリ煙突があるものの周囲の建物はそれよりも高い。

堂々とした銭湯ながら歩道に銀屋根が架けられているので、伝統的木造銭湯の姿は横断歩道を渡って、反対側に行かないと分からない。

以前は前庭があったのだろうか、エントランス左右にはコインランドリー。歩道は人通りが多いけど木造銭湯の姿は目に入らない。そのためか、入口の上に蛍光灯を仕組んだ大きな「亀の湯」という看板が下がる。優美な建物なのに、視界を遮る銀屋根と不釣り合いに大きい看板が少々もったいない感じがする。

暖簾を潜れはSakuraG錠プラ板鍵仕様の下足箱。番台は、視界を遮ったボックス型のもの。高さも無い上に、浴室のへの視界を遮るために眼前にバスマットを置いたりしている。

２冊目のスタンプ帳を差し出すと、板橋・さくら湯の上にスタンプを押されてしまった・・・。大将は少し視力が衰えてきたようだ。

脱衣所の広さは３間四方。しかし、外壁側にフルにサウナ室が食い込んでいるので広々とした感じはない。天井や壁は白いクロス張り。そして、折上げ格天井を埋めた跡が天井に残っている。

広くはないし、レトロ感も消失している。しかし、SakuraⅢ錠が並ぶ脱衣所は明るく使いやすい感じがする。iuchiのアナログ体重計や3分30円の旧型マッサージ機も現役だ。

浴室は、幅３間、奥行３間半ほど。天井は２段型。周囲に同湯よりも高い建物が多いので、高窓に目張りシールが張られているものの、ひび割れて少々痛々し荒んだ感じがする。

島カランは２列で、カラン数はセンターから6・6・6・6・0・6。付近は高級な住宅地とともに古いアパートも多い。日曜日の夕食前、18:10から19:00のゴールデンタイム。常時数人の相客が洗い場に居て、客の入りはまずまず。

浴槽は、奥壁に接して深浅２槽と一人用の水風呂がある。浅槽は３穴ジェット×３。深槽は気泡湯。湯温はいずれも42.5度程度。サウナはプラス350円。新宿区ほどではないものの、少し高いのと時間が無かったので入らなかった。

ビジュアルは、奥壁から外壁にL字型に延びるように新緑の白樺林の写真。明るい写真だけど、ただそれだけの写真かな。。。まぁ、ペンキで塗りつぶされた殺伐感よりはよほどいい。　上がりは、スーパードライ250円を飲みながら旧型マッサージ機で首周りの凝りを和らげた。何だか1本の缶ビールを持て余す感じ。そういえば、連れの「喫茶部」の活動に付き合って、駅前の「アルプス」というケーキ屋でお茶した。

小生は、最近、ご年配が懐かしむ「サバラン」という昔ながらのケーキに頓着している。リキュールに浸したパンに生クリームを挟んだもの。単純そうなケーキながら、置いているケーキ屋は少なく、さらに、なかなか美味しい物に出会えない。

どこかレトロ銭湯を探索するのに似ている。銭湯後の居酒屋だけでなく、前座のケーキにまで、アルコールが染みていないといけないのかという問題はあるが・・・。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
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