差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年9月14日日曜日 23:31
宛先: 銭湯ML
件名: 亀の湯(品川区中延)

ナカムラです。
今日(9/14)は、品川区中延の「亀の湯」に行ってきました。

東急大井町線の荏原町駅から3分程度。
小生は横須賀線の西大井駅から歩き、15分程度でした。

縦長(普通の3倍程度の長さ)の紺地に「ゆ」と赤く書かれ、右に白で屋号が書かれていて、特徴のある暖簾でした。塀も古風な塀で、扇型の穴が開いている。

タイル張りの土間の正面には、横に傘を差し込む方式の傘入れ、松竹錠がついている。下足箱も松竹錠。下は磨きこまれた板の間。

スリ硝子に「男湯」と書かれた下の引き戸は、手を差し入れる窪みがかなり磨り減っている。番台は低いから、向こうのロッカーが見えてしまう。(番台でお釣りをもらう時、どこに視線を置けばいいのだろう・・・。)

有線放送で演歌が静かに流れている。脱衣所は、変則的な形でL字型。島ロッカーもそれに合わせて配置されている。入口側と外側両方に緑が多い。

浴室の最大の特徴は、小判型の湯船。手前が浅く、ペンキ絵側が深くなっている。

カランは、センター側に6、ペンキ絵の下に8、窓側に7。それぞれにシャワーが付いている。センター手前に立ちシャワー2。湯船の右側に小さな島カラン(3・3)が縦に2つに配置されている。ペンキ絵は、あまり自信がないけど中島師のものかな。淡い色使いの絵。「松島」と書かれていた。

今日は付近の祭礼で、お神輿を担いだ小学生に銭湯の入浴券が配られていた様子。近くの小学生2人が入りにきていた。湯船には熱くて入れず、シャワーを立って使っていたら、番台から降りてきたお姉さまに叱られていた。(別にいいじゃん・・・。)ラムネを買って、持ち帰ろうとして、さらに怒られて・・・。年に1度来るか来ないかの小学生にもう少し優しく接してもいいのに・・・。

もう一組は幼児と父親。これまた、熱くて湯船の湯に浸かれず、水で埋めていたら番台から降りてきたお姉さまに叱られていた。
結局、湯に浸からないまま上がって、クーラーの効いた脱衣所で寒い寒いと言っていた。これではこの親子、二度と銭湯に行かないんだろうな・・・。

トイレの戸を開けっ放しの若者が帰ったら、またくだんのお姉様が番台からダッと降りてきて締めていた。小学生が帰ったら、ロッカーの中を拭いていた?。

古く味のある銭湯で、かつ、明るく綺麗なんだけど、そんな事件があって何だか寛げなかった。なんだかピリピリしていて・・・。常連だけであればこんなこともないんだろうけど。

そぅ。帰りにお手洗いを借りたら、そんな感じではあったのですが、やはり非水洗だった。ここら辺りに下水道が通っていないとも思えないが、何でなんだろうか。




中延記念湯