差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2008年1月27日日曜日 22:57
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 亀鶴湯(墨田区八広)

ナカムラです。

今日(1/26)は、「亀鶴湯(墨田区八広)」に行ってきました。 京成曳舟駅(京成押上線)から、0.9キロ、10分くらいです。

曳舟あたりの町並みは、レトロなものが多くて惹かれる。 今日は、整形外科やら散髪、荷物の受け取りやらの雑事が多くて、家を出るのが夕方近くなっ てしまった。駅を降りると惹かれる町並みがそここにあるのに、日が暮れて良く見えないのが 残念。

同湯は、クルマ通りから「こんにゃく稲荷商栄会」なる通りを入ったところにある。商店街の 入り口は、両脇が土曜日のみの焼き鳥屋(しばらく休んでいる様子)と。すき焼き屋というな んとも言えない脇役で固めている。

今日はかなり寒く風もある。身体が冷え切った頃、ようやく同湯に着いた。コンクリ煙突、黒瓦の破風屋根の入口を持つ、伝統的木造銭湯だ。

現在のご主人は昭和45年に経営を引き継がれている。屋号は当時からのもので、「鶴亀」で はなく、なぜ「亀鶴」なのかという理由はご存じなかった。今がボロと言ったつもりはないけ ど、その当時からボロだったと言って笑っておられた。

脱衣所は3間四方。松竹板鍵の島ロッカーにKeihokuのアナログ体重計、旧型マッサージ機、 古いゲーム機がテーブルとして残っている。それなりに補修が入っているので、ボロではない。 補修のいらない駐車場の方がよほど実入りがいいかと仰っていた。

浴室は幅3間、奥行4間の標準的なサイズ。島カランは1列でカラン数は7・5・5・5。床はモ スグリーンの小タイルながらレトロさを感じさせるものの古いものではない。全体的に整備が行き届いたいい浴室だ。

浴室は深浅2槽。いずれも42.5度程度の薬湯になっている。井戸水を薪で沸かしている。 「借家でやっているんでぇ、アブラでなんて沸かせないよ」と。夏場ならば沸かして昼寝もできたけど、冬場は沸かしに時間もかかるし、それどころではないようだ。重油は価格が高騰し2倍になった。薪は安いが手間がかかる。

ビジュアルも案外と充実している。奥壁は早川師の奥利根川のペンキ絵(17.12.6)。その下に は9匹の鯉のペンキ絵がある。銘はないものの鯉がゆったりと泳いでその間に金魚が描かれている。男女境はモザイクタイル絵で合掌造りの家、富士山、帆船、松林という和風の絵柄。中 普請の時に下部が一部埋められてしまったようだ。

飲み物は自販機が1台。上がりはスパードライを頂いた。

土曜日の19:40から20:25に滞在。相客は20:00を回った頃から増えてきて10 数人という感じだった。

帰路は八広駅(京成押上線)まで歩き、京成立石で途中下車。旧赤線街の夜景を撮影する。 立石でモツを齧りながら一杯と考えていたものの、22:00を回って、帰りの時間が気になって結局果たせなかった。

昨日も寒かった。
これが普通なんだろうけど、寒い。。。

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コンニャク稲荷商栄会





平和湯(八広)


寿湯(八広)