差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年10月13日水曜日 22:30
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 河童天国(北区中十条)

ナカムラです。

今日(9/22)は、「河童天国(北区中十条)」に行ってきました。 赤羽駅(東北本線他)から、0.7キロ、8分くらいです。

埼京線、東北本線、京浜東北線、東北新幹線などが通る高架の間の「島」のような所にある。 左右、上下に様々な電車の通過音が響いている。

ここはJR東日本の子会社がやっているスーパー銭湯。線路際という立地からかなり細長い建 物になっている。

そして、スタッフはどう見ても大半が元鉄道系の男たち。図らずも畑違いの場所で働かされて いるのだろうか。「顔」は、その人の職業的経験が影響する。風貌も、立ち振る舞いも、あまり サービス系ではないし、持ち場持ち場の各サービスのすべてが大味な感じもする。

下足箱の鍵がプラスチックの穴開きキーというのが珍しい。フロントで簡易コースの料金900 円を払って鍵を受け取って、長い廊下を進んでロッカールームに行く。そして、細長いロッカ ールームを何往復もするものの目的のロッカーが見あたらない。再び、長い廊下を戻って入口 脇のフロントに尋ねに行く。渡された鍵は、女湯のものだった。まぁ、元ぽっぽ屋の銭湯だ。。。

ロッカー室も長いけど、浴室も幅3間、奥行16間と類例は無いだろう、もの凄く細長い構造だ。

入って、右手1/3が洗い場。真ん中1/3に2つの主浴槽と向かい合わせにサウナ室。主浴槽の 温度は42度と37度。隣にある独立した座ジェットも37度。極端にぬるい湯がある。

左手1/3に薬湯槽。実母散系の濁りのある濃厚なもの。循環もなく40度くらいとぬるいので、” 大丈夫なのか”と不安はあるものの、高い効用が有りそうではある。

さらに外に外気浴的な石張の露天風呂があり、月山だったか、岩の粉末を混ぜた白濁のお湯が ある。何のてらいもなく、「『温泉気分』が味わえます」とある。こちらは、効用ではなく気分 重視のようだ。まぁ、実利的、鉄道系な感じがしないでもない。

このスー銭の白眉は、主浴槽と洗い場の後方に広がる丸山さんのペンキ絵だろう。高さはない ものの、幅4間半という丸山さんの大きなペンキ絵が男湯だけで2幅も並ぶ。絵柄は「戸田」 と「潮岬」。日付は、22.1.21と新しい。以前からあったのだろうか。これがあるのと無いので は、殺風景極まりない浴室の雰囲気は大きく変わるだろう。

上がりは食堂で、瓶ビールとタコわさ。ホールもやはり元鉄道系の男たち。テーブルのボタン を押してもなかなかやってこなかったりする。

家から歩いて行ける最も近いスーパー銭湯。あまり期待していなかったけど、丸山さんのペン キ絵が有るのは意外な収穫だった。女湯の鍵を渡されたりいろいろあったけど、これですべて がチャラになった。

赤羽駅までは20分に1本くらい、十条駅には1時間に1本くらい送迎用のワンボックスカーが 往復している。

家までは、細い裏道だけを歩いて1キロくらい。そう、確認し忘れたけど、キャラクターの河 童を描いたB級な徳利を売っているらしい・・・。今度、見なければ。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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