差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2003年10月11日土曜日 12:18
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:04456] 木村湯(東京都中央区)

ナカムラです。

今日は「(1010)銭湯の日」。
朝、本日は重大なイベント日であることを上司に説明し、業務上支障がない範囲で早めに仕事を切り上げることを宣言。
昼休には、蒲田か生麦の黒湯温泉、サウナも欲しいな。

なんて考えていたのですが、夕方になっても業務上差し障りがあって、なかなか出られない。

結局、黒湯&サウナは諦めて、21:30退社。
会社から一番近い「木村湯」に浸かってきました。

今日は「銭湯の日」であるとともに、中央区の在住・在勤者に区内の銭湯が無料で開放される「コミュニティふれあい銭湯」の日でした。
会社が中央区に税金を払っている余禄に預かり、ダダで浸かってきました。

木村湯、普段は屋号が記されたオリジナル暖簾ですが、今日は、コミュニティふれあい銭湯の暖簾がかかっている。
下足箱は松竹錠とカナリヤの混成。ふたは、昔懐かしいグレーの縞柄の新建材・・・。

しかし、ここの脱衣所は風格がある。
梁などは40年前に入れ替えているとのことだけど、それ以外は昭和の初め頃のもの。
天井は格天井。格子の組まれ方が、しっかりしている。

池へ通じる戸、上の窓も極めてウッディー。渋くいい味が出ている。
番台はかなり低い。衝立も無いので、向こうまで見渡せてしまう・・・。
黒く縦長の柱時計が無いのが惜しいかな。

ロッカーは「TOKYO」の文字が彫ってあるもの。外側に張り出した壁側に1つと島ロッカー1つ。
脱衣籠も積まれており、ひっくり返して床にトントンと叩いている下町の若旦那風?が居た。
それ以外にも籠を使っている人が2・3人。東京の真中で昔の光景が残っている。

浴室は極めてシンプル。島カランは1つで、センターから7555。シャワーはセンター側のみ。
ここの島カラン低い感じがする。高さがタイル3枚分。また、細く、鏡もないシンプ
ルさ。
小生、この何もない島カランが好きなため、ここの上座?に座る。カランも旧式の和栗工業の取っ手がボール型のもの。

浴槽は普段は白湯の浴槽なのですが、今日は、深浅2つの湯船がラベンダーなのかな、両方とも緑色の薬湯。
熱い深湯から入る。結構、熱く、少し入るだけで全身が赤くなるが、最近これが気持ちいいと感じるようになってきた。

ペンキ絵は足摺岬。13年8月に描かれたもの。少し剥げてきている。
センターにはタイル絵が3枚。富士山2枚とそれ以外の山の絵1枚。銘はITGとアルファベット3文字が入っている。

シンプルだけど、重厚。なかなかいい銭湯です。
外には巨大な煙突があるのですが、隣のビルの方が高い。
何だか煙突が遠慮してるみたいでアンバランスな感じです。

帰りは東京証券取引所、兜町のオフィス街を通って東京駅。15分位。
それにしても、東京証券取引所、兜町周辺は、夜は誰も歩いていないんだ。