差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年11月1日土曜日 12:41
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:04519] 記念湯(横浜市西区)

ナカムラです。

今日(10/31)は、「記念湯(横浜市西区)」に行ってきました。
横浜の隣の戸部駅(京急)から3分程度。横には高架の戸部駅が見えます。

入口の両脇はコインランドリーと飲み屋。ビル銭は久し振りだなぁ・・・。露天風呂が男湯と女湯と1日置きのディシフト。電話で確認して、今日は男湯が露天風呂の日。(行くべき銭湯を携帯にリストアップしているなんてこと、やってます?)

22:00、正面外観を写真に収めいざ・・・。

下足箱はアクリル板の扉に小さな松竹錠がついた新しいもの。フロント方式。風呂銭を渡すと、下足札を求められる。フロントは白い壁紙がだいぶ煤けている。照明もなんだか少し暗い。

今日は、向かって右側が男湯の暖簾。脱衣所はどちらかといえば狭い。

ロッカーは3段で埋め込み式のシリンダ錠。上2段が小型で、下1段がハンガーが内蔵された縦長のもの。38番まである。スーツにカバンを提げているので、渡された9番のロッカーは縦長の大きなロッカーだった。

床には、かなり使い込まれた、それぞれ大きさが少し違う脱衣籠が2つ。恐らく、この籠がこの銭湯で一番古い物だろう。
見事な全身フルカラーリングのお兄さんが使ってた。これじゃなきゃ、って人が居るのかな。

天井は折上格天井(7×11)。うち8枚は丸の中に金色と赤で鳥が図案的に描かれている。浴室の入口には大きな日本画(美人画)。ビル銭にしてはがんばってるなぁ・・・。

さて、浴室。入るとペンキの匂い。上を見ると2段型の天井。
板で組まれている・・・?
白いペンキにモスグリーンの縁取り。

これまで誤解してたけど、ビル銭ではなく木造銭湯なのか・・・・・・・・・。周りがビル、マンション。この銭湯の外観からもてっきり、ビル銭と思い込んでいた。

フロントの暗さとは違って、木造銭湯なのに、水銀灯1器、蛍光灯、白熱灯照明と色んな明るさの照明で明るい。

今日は遅いのでサウナ(追加200円)はパスしたけど、5、6人は入れる大きさかな。専用のバスタオルも貸し出される模様。

浴槽は、壁側に縦長に配置され、エステジェット、健康走行湯、バイブラ、リラックスバス(7点座ジェット×2)、薬湯(人参実母散湯)がパズルのように組まれている。薬湯以外は、一部ずつ繋がっている。健康走行湯というのは、お湯が勢いよく流れて、底が足のツボを刺激する?よう凸凹があるもの。でも3メートルもないかな・・・。

カランはセンターの壁から櫛型に配置され、奥から4・5・5・5・5。シャワーはもちろん、その上にバスタオル等を載せられる、金属棒で作られた棚が設えられている。

サウナがあるので、立ちシャワー(温の取っ手が外されているので実質「冷」のみ)、水風呂。この水風呂、21度くらいを指してたけど、おそらくそれ以下。結構、キンキンに冷えてた。

露天は平たい石を張ったもの。4人くらいは入れるかな。端が打たせ湯と電気風呂になっている。空きスペースに作りましたという感じで、風情は望むべくもないけど、外気に触れながらの入浴はやはりいい。

ここの見所は、タイル絵かな。奥のペンキ絵のスペースが、折り紙の貼り絵のごとくタイルをカットして葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖 裏波」が描かれている。大波がくずれ砕けて、襲い掛かる寸前をカメラに収めたような奇抜な構図、その波間に小さな富士山が描かれている。近くに寄ってシゲシゲと見たが、タイルが緻密にカットされ、絵を構成している。かなりの丹精が込められた仕事と見た。

女湯は一部しか見えなかったけど、明治期の横浜の建物を描いたもののようで、葛飾北斎より、彩色に富んだ絵のよう。今度、露天はないけど運梯がある風呂のある、向こう側のタイル絵も見に来なければ・・・。

23:00近く、フロントの大型テレビでは島倉千代子が「海かがみ」という山崎ハコ作詞・作曲の新曲を歌っていた。
島倉千代子は山崎ハコの大ファンという語り。
「海かがみ」をゆっくり聴いていたが、んー山崎ハコの唄だなぁ・・・。