差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2005年9月19日月曜日 14:11
宛先: 銭湯ML
件名: 金泉湯(品川区平塚)

ナカムラです。

今日(9/14)は、「金泉湯(品川区平塚)」に行ってきました。
戸越駅(都営浅草線)から、0.3キロ、5分くらい。
最寄駅の戸越銀座駅(東急池上線)からは0.1キロくらいです。

商店街の中にある3階建てのビル銭。
入口は自販機を挟んで2つあるけど、中は繋がっていて、自販機の背側にはベンチが置かれている。縦長のエントランススペースを男女に仕切るようにおしどり錠の下足箱。番台への戸はアルミサッシと風情はないかな。

アルミサッシの戸を開けると前面がカーブした新建材の番台。前に小さいながらも衝立がある。60歳くらいの親爺さんに400円を渡す。

脱衣所の広さは、幅2.75間、奥行3.5間ほど。天井も2間程度ある。
古めのビル銭湯なので柱、梁は太いけど、それらには丁寧に高級そうな木材が張られている。男女境も鏡の周りはウッディに仕上げている。
ただ、天井のデザインも太い柱・梁と同様なもので、それが天井でクロスしている。天井は繊細な意匠がいい。無骨なデザインが頭上にあっては、不安定でどことなく落ち着かない。

ロッカーは外壁側と島ロッカーが縦置きに1つ。扉がグリーン系でおしどりの板鍵が付いている。HOKUTOWのアナログ体重計もある。島ロッカーの上の籠にマルに「金」と書かれたタバコの箱があった。喫煙者に対する同湯のサービスなんだろう。しかし、共用スペースでは分煙が促進されていて、さらに禁煙の銭湯が増加している状況のなかで、少し時代遅れのような感じがした。まぁ、吸っている人はいなかったけど。

浴室は、幅2.75間、奥行3間半。天井は高さ2間強で、緩やかな円弧になっている。
島カランは、墓石型のしっかりとしたものが1つで、カラン数は、センターから5・5・5・7。センターに2機の立ちシャワーがある。カランは日の丸扇の角型で取っ手が茶の8角のもの。

浴槽は深浅2槽。浅槽は42度くらいで2穴ジェットが3機。焚き出し口は格子になっていてガリウム温泉浴を謳ったもの。深槽は淡い泡が立ち上るシンプルなもので43.5度くらい。

ビジュアルは、奥壁に新緑の林が写真でプリントされている。浴槽の上は白を基調としたタイルにブルーで模様が入っている。それと、外壁側が黄土色の煉瓦風のタイルが張られ、その上はガラスブロックで一部には色付きのものが使われている。

何とわない銭湯だったけど、客は多く活気があった。
ここの商店街も栄えていることで有名なので、町自体に活気があるんだろう。

冷蔵庫にはラムネもあり、そこそそこの品揃え。戸越銀座駅前に、高校山岳部時代に散々食べた「餃子の王将」があった。ここでの餃子とビールを目論んで、同湯を早々に退散したけど、「餃子の王将」は丁度22:30で閉店したところだった。「準備中」に変わった札が恨めしかった。










(出所)品川区公衆浴場商業協同組合のHPより。