差出人: Masayuki Nakamura
送信日時: 2014年11月30日日曜日 7:35
宛先: 銭湯ML (sento-freak@freeml.com)
件名: 喜多の湯(東京都清瀬市元町)

ナカムラです。

今日(9/18)は、「喜多の湯(東京都清瀬市元町)」に行ってきました。清瀬駅(西武池袋線)から、0.4キロ、5分くらいです。

斜向かいに「けやきホール」というホールがあり、落語を聞きに訪れたことがある。その際、同湯の立派な外観が記憶された。郊外での仕事を片づけて同湯へと向かう。

昭和35年築創業。大型の伝統的木造銭湯。駅から近いのでコンクリ煙突よりも高いマンションも増えた。しかし、煙突から、時折煙を立ち昇らせる。

建物の前にはゆったりと車数台を止めて余りあるスペースがある。元々は広い庭などがあったのか気になった。

脱衣所建物には、旧エントランスの唐破風が残る。黒瓦の脱衣所棟の屋根には飾りの千鳥破風が載る。エントランスが改造されたとはいえ、堂々とした典型的な宮造りの銭湯だ。

現在の入口は建物の右端にあり、暖簾を潜ればアクリル扉に松竹アルミ板鍵の下足箱が並んでいる。さらに自動ドアを通って広いロビーに入れば、かつて番台のあった所にフロントが置かれている。料金は入浴料460円と、サウナ240円。横の券売機でチケットを購入する方式になっている。女湯のサウナは稼働していないようだ。

フロントで下足札と引き替えにバスタオルとサウナ客用の縦長ロッカーの鍵を受け取る。

脱衣所は、オリジナルが幅3間半、奥行3間ほど。天井はアールの部分が白塗りの格天井になっている。さらに、鏡板が木目プリントの合板。壁もチープな材料に置き替わり残念ながら豪華な感じは微塵もない。スペースも、フロントのせり出しと浴室の半間ほどの食い込みでオリジナルよりもだいぶ小さくなっている。

浴室は、幅3間半、奥行5間と大型だ。木板にペンキ塗りの2段型天井には微塵のくすみもない。

島カランは湯桶を載せる台がある関西式のものが1列で、カラン数はセンターから8・6・6・0。床のタイルはグレーがかった白。掃除は行き届いていて気持ちがいい。

浴槽は、42度くらいの白湯の主浴槽には7点ジェット×1、2点スーパージェット×1。外壁側には、主浴槽並の大きさの41度弱のミクロの気泡による白濁のシルクバス。なかなかのものだ。

さらに、外壁側に3、4人は入ることが出来る水風呂がある。おそらく井戸水。驚くほど清澄な水が満たされている。

ビジュアルは、奥壁には丸山絵師によるカリフォルニア州北部にあるMt.シャスタ。ミネラルウォーター”クリスタルガイザー”の採水地らしい。

大塚飲料がスポンサーにでもなっているのか、浴室にクリスタルガイザーのポスターが貼ってある。しかし、サウナには水を含む飲料の持込み禁止などの張り紙がある。同湯は、結構、張り紙多い系銭湯だ。

そして、改修して1週間も経たないという新しいサウナで久し振りに”サウ名主”に遭遇する。その爺はタオルを頭巾のように被り、バスタオルで枕を作り寝転んでいた。「俺は毎日来ている。見ないツラだな」「土地のモンじゃございません。流れ者です。」久方振りでこんなやり取りをする。昔は結構あったけど、最近は記憶にない。

つらつらと名主と風呂話。かつて7軒あった清瀬の風呂屋が同湯を含め2軒となったことなど、正確に清瀬の銭湯情勢を把握している。もっとも、月・水・金の週休3日の営業で20:00に閉まる伸光湯は、詳しく知っていたものの軒数にはカウントされていなかった。

敬老の日が近かったこともあって、どこの市では饅頭だけでなく”ゴクラク”の風呂券が配られたなどの話題で持ちきりだった。しかし、「それはどの市だ?」など話が噛み合わない。ここは、清瀬、西東京、東久留米などいくつもの市が隣接している。同湯に来る客は必ずしも清瀬市民ではないため、話が噛み合わないということが起きるようだ。

木曜日の17:45から18:45に滞在。レトロ系銭湯ながら清潔で設備も充実している。お湯もいい。しかし、なんか厳しい口調の張り紙が多く、少し寛ぎ気分が殺がれる感じがした。まぁ、いろんなことが起きるんだということを含めて。。。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
URL: http://furoyanoentotsu.com(風呂屋の煙突)
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