起雲閣 H17.3.20

大正8年、海運王として知られ、後に鉄道大臣となった内田信也が土地の造成、別荘の建設したことにはじまる建物。
大正14年から昭和19年まで、
東武鉄道グループ創始者で鉄道王といわれた根津嘉一郎の「根津熱海別邸」 。
昭和22年から、旅館 『起雲閣』 。

ガイドの方からうかがった話では、昭和天皇も宿泊した金沢の「白雲楼」と同グループであったらしく、本社は金沢。
平成10年の白雲楼の経営破綻に伴い、起雲閣も平成11年に廃業に追い込まれたようだ。

現在は、熱海市が買い受けて、熱海市の指定有形文化財として公開されている。



みごとなサンルーム。
天井のステンドグラスと床のタイルが見事だった。





ローマ風呂。旅館時代にかなり手が入れられている。
オリジナル性は低い感じがした。
昔はカランなどはなかったようだ。





苦心して、レトロのものを特注したんだろうと感じた。






必然で高級の材を使っているのではなく、
金があるから、高級な素材ありきと感じた。
そういった意味では多少悪趣味の部分がある。






昔の最高級のタイルなのだろう。色艶は衰えていない。