送信日時: 2006年1月29日日曜日 8:40
宛先: 銭湯ＭＬ
件名: 亀遊館（横浜市金沢区六浦）
ナカムラです。
今日（1/28）は、「亀遊館（横浜市金沢区六浦）」に行ってきました。
金沢八景駅（京浜急行）から１．０キロ、１５分程度です。
今日は、先ず保土ヶ谷駅の骨董屋へ徳利と盃を買いに行く。
最近、ご飯の茶碗や酒器が、この骨董品店で調達したものになってきた。安価なものだけど、地方の家の「蔵出し」、明治や大正時代のもの。
今日は、手描き絵付けの徳利と「割烹松月」と書かれた盃購入。計１１００円也。
次は、横浜西区の尾張屋橋の袂にあった風俗地帯、いわゆる「青線地帯」だった「新天地カフェー街」の痕跡を探索する。新天地カフェー組合が寄進した稲荷神社や、カフェーから転業した旅館など、微かな痕跡を見ることがてきた。
そして、第四土曜日は、横須賀の大衆酒場「銀次」が営業する月一回の土曜日。横浜の下町から、わざわざ横須賀中央に出て、燗酒、焼酎のお湯割り、湯豆腐、たこ刺し、あら煮、串カツを食べる。裸電球、屋号を記した白磁の徳利・・・。ここには、昭和２０年代が、奇跡的にそのまま残っている。ボリュームもあって、計２１５０円也と、値段も安い。凛とした女将が食べ終わった器を見ながら大振りのソロバンをパチパチ弾く。オペレーションも奇跡的な光景だ。
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午後からのハードスケジュールの締めは・・・。横須賀・佐野の銭湯密集地、「当り湯」の再訪が頭をよぎる。しかし、酔って、寒空を歩くのは辛い。結局、金沢八景の亀遊館に決める。
同湯の屋号は変っている。もとは、横浜市西区にあった遊廓の屋号を引き継いだものらしい。そう考えると、何か意味深な屋号ではある。かつて、横須賀線の田浦駅近くで営業していたが、同地に移ってきた。建物の築年は確認できなかったが、昭和６３年にコミカ風呂ブランドで中普請。コミカ風呂のトレードマークである、ピンクのネオンが輝いている。
正面は、コミカ風呂仕様のタイル張りで、フロントスペースを増築。上方には立派な千鳥破風があり、白壁に「亀遊館」と記されている。改装前は、立派な入口部分があったと推測される。
下足箱の錠は、SakuraG錠。庭が大きかったのか、フロントスペースはゆったりしている。スパー銭湯というわけではないけど、一部仕切りを設けて整体師がいる。ただ、ずっと客と一緒にテレビを観ている・・・。大丈夫かなぁ。
自販機でチケットを購入。４００円にサウナ代３００円。下足札と引き換えに、大小タオルと、サウナ室のひっ掛けキー、チケットに下足番号を記入したものを渡される。なかなか素敵な若女将だ。
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脱衣所は白を基調としたクロス張り。天井は高い。その他、SakuraⅢのシリンダ錠のロッカー、デジタル体重計、木製の万能ベンチがあるくらい。
明るくていい脱衣所だけど、いかめしい監視カメラが３台も（少なくとも）ある。悪いことしてなくても、落ち着かない。１台も３台も同じ。好みなんだろうけど、これなら番台の方がいいかな。
浴室は、幅３間、奥行４間。天井はウィング幅１間の２段型でプラ板張り。天井は高く堂々としている。どうやら、この天井、設計ミスで高くなっているらしい。
浴槽配置が変っている。奥壁から花道のように浴槽が伸びている。手前から白湯、６穴の座ジェット×２。奥壁に接して、座バイブラ×２で、全てが繋がっている。湯温は４１度くらい。
さらに、奥壁の下には、４人は入れる水風呂がある。温度計を見ると８℃。本当に８℃かは疑問だけど、経験したことのない冷たさではある。脱衣所方外壁側のサウナ室の脇にも１人用の水風呂があるので、こっちは、元は湯槽だったのかも知れない。
カランは、男女境に９、外壁側に６、入口方に３、浴槽の側面に島カランのように３設置。ビジュアルは、３羽の丹頂が飛翔する図。茶色のバックにタイルがで描かれている。
１０人は入れるサウナと強烈に冷たい水風呂を４往復。誰も入ってこないので、多少の酔いもあって、昨日に引き続いて、サウナ室ではずっとゴロンとしていた。
上がりは、レモンサイダーを頂く。
NHKスペシャルが始ったが、相変わらず整体師は施術台に腰掛けテレビを観ている・・・。
土曜日の２０：１５から２１：１５くらいに滞在。相客は１０人くらい。
しかし、駐車場もあるようで、孫２人と爺さん、複数の若夫婦、若い女性のグループとスパー銭湯的な位置づけにあるのかも知れない。
ここ六浦からは、鎌倉駅や大船駅へのバスがある。金沢八景駅まで１キロ歩くのは面倒なので、やってきた大船駅行のバスに乗る。終点まで３０分くらい。今日も、藤棚から黄金町までバスに載ったし、先週共通バスカードを買ってから、便利なので気軽にバスに乗っている気がする。
