差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年5月22日日曜日 19:37
宛先: 銭湯ML
件名: 寿湯(大田区蒲田)

ナカムラです。

今日(5/14)は、「寿湯(大田区蒲田)」に行ってきました。

赤線跡の「大井(大森海岸)」「大森新地(平和島)」を巡り、餃子で有名な京急蒲田の「称好」で軽く一杯、「末広湯」に浸かるという予定でした。
しかし、最近、休業にぶるかるケースが多いので、餃子を食した後に不定休の末広湯へ電話。
不安が的中してて休み・・・。

急遽、センター浴槽という特徴を有する「寿湯」へ進路変更。
京急蒲田駅から0.5キロ、3分くらいです。

入口はフロント部を増築しているためか、タイル張りの直方体。
脱衣所棟も直方体の造り。

入り口は松竹錠。
自動ドアを通るとフロント。西武と巨人の交流戦をやっている。
乾式サウナもあるけど、入浴料のみの400円で使えるようだ。さすが大田区の銭湯。コストパフォーマンスがいい。

脱衣所は3間半四方と大型。照度を落としている照明。ただ暗い感じの雰囲気。
恐らく折り上げ格天井だった天井は蓋されているし、壁は上部が新建材、下部はクロス張りと風情はない。
床も板の間風の新建材。強いていえば、天井扇くらいが往時を偲ばせる物かな。

浴室も幅3間半、奥行4間と大型。
男女境に9、奥壁に9、外壁に9とカランが設置されている。

浴槽は真中に円形の浴槽。直径は2メートル。小判型ではない大型のもの。初めての遭遇。
円周率3.14・・・として、面積的には普通の大型銭湯と同じくらいではある。
90度分が「高温湯」で42.5度くらい。さらに90度分が「低温湯」で42度くらい。
残り45度が電気風呂。一番大きいのが水枕付の座ジェットになっている。

同湯は照明に凝っていて、カランの上に電灯色の照明があって、全体的に照度を落として雰囲気を出している。

ビジュアルは、男女境と奥壁に同じデザインの洋風のタイル絵が3枚。
クラッシクのスポーツカーの前に帽子を深く被ってスカーフを風になびかせる女性が描かれている。
洋風のデザイン的な絵だけど、照度を落とした浴室にはマッチしている。

18:50に入った時には20人くらいの相客がいたけど、15分くらいで閑散となった。

20;00まで滞在したけど、サウナに入った相客は1人だけ。
5人は入れて、演歌が流れるいいサウナなのに、生活系のユーザーは利用していない。
どこでもそうだけど、無料だと、生活系ユーザーの利用度は高くないようだ。

先々代には6人の子供がいて、それぞれに銭湯1軒を継がせたらしい。
2軒くらいは廃業したらしいけど、横浜の利世館や浅草合羽橋の寿湯は同湯の親戚らしい。

上がりはビール類はないので、ブルガリアヨーグルト。
でももの足りなくなり、JR蒲田駅までの途中のラーメンの「日高屋」で中華そばと生ビール。

昨日振られた隣駅の「東洋湯」が頭をよぎったけど、疲れたのでそのまま帰館。
(東洋湯jは今日5/22廃業。2回振られて、結局行けなかった・・・。)




餃子の名店「ニーハオ」。揚げ餃子と焼き餃子と紹興酒を賞味。
味に過不足はないけど、小生には上品で落ち着き過ぎる味だった。