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旧小山湯・東京讃岐会館
(港区三田) 2015.09.05.



大正10年築。2007年に廃業。2002年に入浴。微かに内部の記憶が残っている。
その時にはあった旧三田小山町の商店街の光景は消失していた。


窓の木製の桟が何とも言えない。


出桁造りのような重厚な軒の造りの脱衣所棟。


エントランスの屋根には鉄製の飾りがある。同潤会白河アパート(昭和2年)の階段の手摺りと同様の模様だった。







それなりのメンテナンスはしているのだろう。荒れている様子はない。


商店街から折れた路地の奥に旧小山湯。
この手前の建物との間には木造2階の長屋的な建物があった。
ドン突きの同湯の傍らには、後方の高台に昇る細い階段の道がある。


旧小山湯と同じ三田一丁目の東京讃岐会館。既に閉館の方針が出されている。
旧小山湯一帯の地域は今年再開発の都市計画決定がなされている。
その再開発計画に乗り、公園&県民施設(非ホテル)として再開発されるようだ。
恐らく、2017年には旧小山湯などとともに再開発(解体工事)が始まる。


建物は昭和47年築。しかし、門柱や蔵。離れのレストラン(ばんげ/明治築)など、古い建物が活用されている。


東京讃岐会館。国立能楽堂などを手掛けた大江宏(1913〜1989年)が設計。
1972年開業。SRC12階建、宿泊室(80室)や会議室がある。麻布という都心一等地にありながら約5200㎡の庭園に囲まれている。
高松市の旅館「喜代美山荘」が「東京さぬき倶楽部」という名でホテル、レストランを運営している。


1階ロビー。庭園に面した右手の屋外がテラスになっていて、今日は建物仲間とビアガーデンで飲み放題!


1階ロビーの天井





細い道が拡幅されタワーマンションになっていた。
旧小山湯辺りも大成・戸田を中心とした再開発組合によってタワーマンションに変貌する。







古川に架かる小山橋

【ご参考】写真撮けっど、さすけねがい? 麻布十番・三田小山地区を歩く(2009.11.23.)