久保の湯(北区上十条) 2011.03.26.

飛鳥山にある北区飛鳥山博物館に「ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション」という展示を見に行く。駅弁に掛かっている紙を一同に展示している希有な展覧会。無料の企画展ながら,、なかなか見応えがあった。

古今東西の全国の駅弁の掛け紙を展示していたけど、地元赤羽駅の駅弁も充実していた。明治26年から平成3年まで、主に都家という業者が赤羽で駅弁や牛乳販売をしていたようだ。食堂車もほとんど絶滅し、駅弁を売る駅も大きく減ってしまった。

さて、今日の風呂は南浦和の銭湯をイメージしていた。しかし、かなり強風が吹き、この時期にしては寒い。結局、バスで十条に戻り、地元で久保の湯に入る。

いくつかある十条の銭湯のなかで、最も正統的な伝統的木造銭湯だと思う。中島さんのペンキ絵、井戸水を薪で沸かしたお湯、庭には池もある。

行儀の悪い人が、ちょっと多い十条界隈。今日の相客も、浴室の戸を半開きのまま上がって、さらに入口の戸までも半開きのまま帰っていった御仁が居る。。。浴室の扉は小生が、入口の扉は大将が締める。

また、若い三人組み。そのひとりが小生の使っていた椅子を持って行ってしまった。ふだん銭湯を使わないのだろうと見ていたら、どぼ濡れのまま脱衣所に上がってきて、案の定、脱衣所はびちょびちょ。何とタオルを持っていないらしく、フロントで借りていた。なかなか強烈な相客だった。

上がりは駅前のお好み焼き「玄海」。福島原発のニュースを見ていると余震かと感じる揺れ。しかし、他の客は平然としている。単なる埼京線の振動だった。

《前回訪問:2011.01.02.》