差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年2月20日土曜日 6:10
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 京都タワー浴場(京都市下京区烏丸通七条下ル)

ナカムラです。

今日(2/12)は、「京都タワー浴場(京都市下京区烏丸通七条下ル)」に行ってきました。 京都駅(東海道本線)から、0.1キロ、1分くらいです。

京都では、村野藤吾設計の宝ヶ池のホテルと駅前の山田守設計の京都タワーホテルに宿を取っ た。まさに昭和中期のこの建物の地下3階には化石のような昭和中期的な「京都タワー浴場」 がある。

朝7:00の開店。入浴料は750円と少しばかり京都銭湯の公定料金よりはお高いものの、夜行 バスで京都入した若者がその疲れを洗う場所として人気があるようだ。朝風呂を浴びに行った けど、今時の銭湯よりもかなり繁盛している様子だった。

地下3階までは、「タワー浴場」という古風なレタリングのいくつもの案内看板に導かれて、古 いスーパーマーケットにあるような階段を降りていく。

地下3階には、浴場の他に「タワー理容室」と「遊技室」跡がある。遊戯室とはゲームセンタ ーがあったようだけど、ただの空き部屋になっている。

ビルの廊下に置かれた自販機でチケットを購入。ホテルの宿泊者は半額近い400円で入ること ができる。そうでなくても、ネットで割引券をプリントしていけば650円になる。

暖簾を潜れば、カウンターで小タオルを貸してくれる。ホールは喫茶店のようにデーブルと椅 子が並んでいる。

脱衣所は幅は狭いものの浴室の長さと同じ6間ほどの長さ。壁には一面に60個のロッカーが3 段に広がっている。造りはかなりチープだけど、旅行者の大きな荷物でも収納できるかなり大 きめの容量がある。

浴室は、幅6間で奥行3間ほど。そのスペースに洋梨型の浴槽が堀り込まれている。カランは 壁側と浴槽の横に島カランが1つ。熱さだけは本格的なサウナもあって、踏み込み段の高さが ある水風呂もある。

ビジュアルはなく壁の一部にガラスブロックが使われているくらい。ただそれだけの古めかし い浴室。しかし、タイルや浴槽の縁に使われている御影石はそれなりに立派なものだ。出来た 時はかなりの評判を呼んだ大きな浴場だったと推測できる。

ちなみに、女湯は男湯とは完全に分離した構造だけど、広さは半分くらいしかないようだ。や はり、貧乏旅行、いや堅実な旅行者の友としてかなり混雑しているようだ。

*************************************************
ナカムラ (Masayuki Nakamura)
メイン:masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp  
URL: http://www7a.biglobe.ne.jp/~masayuki/ (風呂屋の煙突)
*************************************************