差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2010年10月13日水曜日 22:13
宛先: sento-freak@yahoogroups.jp
件名: 孫橋湯(京都市左京区新麩屋町通孫橋下る法林寺門前町)

ナカムラです。

今日(9/17)は、「孫橋湯(京都市左京区新麩屋町通孫橋下る法林寺門前町)」に行ってきました。三条駅(京阪電鉄他)から、0.2キロ、2分くらいです。

伊賀市の上野市駅から、伊賀神戸、大和八木、丹波橋を経由して三条へ。小さなホテルに入ると、眼下に孫橋湯のコンクリの浴舎と油井型の煙突が見下ろせた。

ホテルでひと休みして、仕舞いの時間に近い頃出かける。大通りから一本入った細道。表通りからも分かるように、赤い「ゆ」という大きなネオンサインが道をふさぐように張り出している。

暖簾を潜ると両サイドにおしどり錠の下足箱。脱衣所に通じる戸は木桟の繊細な感じのガラス戸。開けると番台がある。

どうやら、仕舞いの時刻が繰り上がったようで、古い木組みペンキ塗りの番台に上品に座る女将さんに23:30になると片付け始めますけど・・・と言われる。これが京美人というのか、少し、はっとさせられる。

15分あれば何とかなるのでお邪魔することにする。京都の銭湯料金410円を渡す。

内外ともに改装されている。しかし、柳行李ごと収納するKing錠のロッカーなどに、古くからの京都銭湯を感じる。創業年などは伺えなかったものの、女将さんは三代目の嫁ということだった。

脱衣所の広さは、幅2間半、奥行3間ほど。天井は男女湯を横断する、緩い山形の船底天井になっている。

手前にベンチ、表示板が膝の高さの京都・石田のアナログ体重計、冷蔵庫があるくらい。物が無いので、広くはないスペースながらゆったりできる。

コンクリの浴室は幅2間半、奥行3間ほど。天井は緩い円弧を描いていて、真ん中に湯気抜きがある。カランは外壁側に9機、小さな島カランの片側に4機ある。

浴槽は、奥壁から男女境に接するように、バイブラ、深槽、水風呂、3人用くらいの乾式サウナが並ぶ。小さい銭湯ながら効率的にサウナと水風呂までが揃っている。適温で柔らかなお湯もいい。

上がりは、23:25になっていたので、10分くらい休んで良いか確認し、スーバードライ250円を頂いた。

洗い場にはまだ相客が二人。女将は、そんな間に、暖簾を内側に仕舞い、トイレを整備して、ネオンと玄関前の灯りを落とした。

お湯は柔らかく、清潔なサウナと水風呂もある。これが追加料金なしで使うことができる。いい銭湯だと思う。

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ナカムラ (Masayuki Nakamura)
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