差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年7月16日土曜日 9:36
宛先: 銭湯ML
件名: 満天の湯(横浜市保土ヶ谷区上星川)

ナカムラです。

今日(7/15)は。「満天の湯(横浜市保土ヶ谷区上星川)」に行ってきました。
上星川駅(相模鉄道)のすぐ傍らに、6月2日にオープンした温泉付スーパー銭湯。

婦人服地・傘・スカーフの捺染加工を手がける潟c潟с}の工場跡地。
モリヤマビルのキーーテナントというか、恐らく、同社が経営しているようだ。
1階に相鉄ローゼンが入り、2、3階が同湯。4階にもいくつかテナントが入っている。

料金は平日650円、土・日・祝が750円。
100円で会員になると、それぞれ50円安くなるというシステム。

2階はエントランススペース、食堂、休憩室、マッサージルーム、理髪店が入っている。
印象は「広い・・・」。そして、ホテルのロビーのように、何も置いていないスペースが多いのが印象的だった。

自販機で買ったチケットをカウンターで渡す。
3階の浴場スペースには1回限りで、この休憩&飲食スペースからサイド浴場スペースに戻るには再入場料として200円が必要となる。
再入場を認めないスーパー銭湯が多いけど、滞在時間を制限する趣旨なのかな。

1.5階分くらいはある階段を昇って、3階の浴場スペースへ。
ロッカーが変わっている。ロッカーの扉に富嶽三十六景の浮世絵がデカデカとプリントされている。
錠は、下足もそうだったけど、「100円人質式」のもの。
鍵の紛失を避けるために仕方ないんだろうけど、下足箱とロッカーの双方がこの方式なのは始めて。

浴場スペースは充実している。
広さは8間四方といったところ。その半分が屋外になっている。床はすべて自然石が敷かれている。

屋内には、洗い場と白湯槽が2つ。
浴槽が、温泉のように掘り込まれている。そして、内側がタイル張りではなく、自然石を薄く切り出したものが張られている。
手触り、足触りはイマイチの感触だけどゴージャスではある。

屋外との緩衝部には乾式サウナと水風呂。
階段状になっていて、もちろん正面には大型のテレビが付いている。20人以上ははいれそう。

屋外には岩風呂が2つあって、黒湯が満たされている。
温度は42度弱。色は底が見えるくらい淡いものだけど、オイリーな黒湯独特のいい匂いがある。
いいお湯だ。

そのほか、「うたたね湯」がよかった。
似たものはよくあるけど、ここのは寝るスペースが畳になっていて、その上を結構なお湯が循環で流れている。

上は、しっかりとした木組みで、さらに瓦屋根。
どうせプラスチックの模造品だろうと、でも、念のため建築物確認の定石?で、拳で叩いてみる。
!!!???。
本物だった・・・。

バブリーではないけど、それなりに金をかけ、気合がはいった施設だ。

そのほかで気に入ったのは「蒸しサウナ」。普通の湿式サウナだけど、直径60センチ高さ90センチくらいの湯釜があって、清浄が湯がなみなみと入っている。
手桶で、石張りの座る部分や、身体にジャバジャバできる。
鶴見「亀の湯」のスチームサウナに、湯槽と手桶が設置されていて感心したけど、同湯にはそれが視覚的にも完成されたかたちで有る。

金曜日の夜。21:30から23:00に滞在。
子供も含めて、混んでいるというほどでもないけど、結構の人がいた。
当分繁盛するんだろうな。子供がメンバーズカードを持って、かき氷が出てくるのを待っていた。

上がりは、エビスビールの中ジョッキ(490円)と満天チャーハン(590円)。
チャーハンにはがっかりしたが、驚きのものがあった。
食券と引き換えに渡されたのは、小さなアンテナが付いたトランシーバー状のもの。
料理が出来ると、ブザーとともにバーブレートする。
広いから、呼んでも効率的ではないんだろうけど、こんなハイテク機器?は初めての遭遇だった。

小生の経験としては、差は大きいけど、箱根のユネッサンに次ぐ大きさ。
横浜エリアでは最大級2,300u(約700坪)らしい。
平成9年に家の近くの「葛の湯」が「関東最大級」と謳っていた。
その後どんどん、後続が開店し、葛の湯が開店したときに驚いたことを思い出して、感慨に耽るときがある。
銭湯が廃れていくなかで、温泉付スーパー銭湯は最先端で競争が厳しい。

そう、近くの上星川浴場は大丈夫だろうか。