差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年10月16日日曜日 22:08
宛先: 銭湯ML
件名: 明徳湯(横須賀市平作)

ナカムラです。

今日(10/15)は、「明徳湯(横須賀市平作)」に行ってきました。
衣笠駅(JR横須賀線)から、1.5キロくらいです。
歩くと20分くらい。今日はバスで行きました。3つ目の停留所〔平作町〕で降りて直ぐです。

平作商栄会という小さな商店街の入口近くにあります。
表は「コミカ風呂」ブランドで改装されていて、白い縦長のタイル張り。しかし、浴室棟の建物を見ると古くからの木造銭湯のようです。

1段階段を昇ってエントランスへ。軒のラインにピンク色のネオンを這わせている。やや田舎の商店街に不釣合いだけど、目立つし、明るい感じがして悪くはない。暖簾はなく、下足箱の錠はSakuraG錠で札はプラスチック。

自動ドアを通ってフロントへ。横須賀銭湯のフロントにつき狭い。標準サイズの冷蔵庫と旧型マッサージ機があるけど、座るスペースも3人分くらいしかない。まぁ、アットホームな感じが漂っているという評価点もある。
フロントの優しそうなおばあさんにサウナ料金込みで560円。バスタオル付き。貸バスタオルの料金が100円と貼り紙があったから、サウナは実質60円。

ポカリスウェット暖簾を潜って脱衣所へ。オリジナルは、2間半四方の脱衣所だったのかも知れない。しかし、浴室側にはサウナと水風呂が設置されている。入口方は、フロントにスペースを持っていかれている。そのため、狭いし、形も悪い脱衣所になっている。改装してどれくらいなるのか、壁、天井のクロスとも黄ばみが目だっている。

ロッカーの錠はSakuraVのシリンダ錠。ロッカーの上には家庭用扇風機が載っている。
その他、旧型マッサージ機、デジタルの体重計、木製の縁台がある。浴室への入口が、コミカ風呂につき、イマイチの緑の芝マット・・・。

浴室は、幅3間、奥行は3間少し欠けるくらい。横須賀銭湯で幅が3間のあるのは少数派かな。天井は2段型でプラ板が張られている。
鏡すらない島カランが2列なんだけど、双方とも片側にカランがないという、見たこともないようなカラン配置。センターから、5・0・4・0・4・5。Waguriの角型で銀色の取っ手のもの。両サイドにのみシャワーが付いている。

浴槽は、奥壁に沿って、センターから深湯で2穴ジェットが2機。朝湯&薬湯でバイブラバス。外壁側がラドン発生機なるものがついているもので泡が少々。薬湯がヘルスケミカルの「レモン」だった。レモンには遭遇した記憶がない。黄色いだけで、レモンの香りはしなかったけど。

サウナは、1間四方の遠赤外線サウナで、5〜6人が入れるもの。砂時計のみの静寂な空間。19:30から20:30滞在したけど、サウナの利用者は小生のみ。大船の観音食堂で一杯やってきたので、ずっとゴロンとしていた。
生活銭湯派の相客はサウナを使わない人が多い。お金というより、時間がかかるからなのかな。もし、常湯の矢部の湯にサウナがあったら・・・。そんなことを考えていた。

古いタイル類は一切ない。コミカ風呂なので厚手のタイルが多い。ビジュアルは、センターと浴槽上に牡丹の花をデザイン化したような白に赤い花柄模様のタイルが張られている。その上には、オフホワイトのタイルに、一部ワンポイントで、スポーツカーとビル、ヤシの木が描かれている。

コミカ風呂はどこでもそうなのかな。
新しいものが古くなってしまった寂しさがある。

帰りは、バスで坂本、汐入経由でJR横須賀駅へ。
京急の汐入駅で全ての乗客が降りて、町外れの横須賀駅までの客は小生のみ。「HONEY BEE (横須賀市本町)」が頭をよぎったけど、ドブ板に飲みに出るエネルギーが無かった・・・。
駅前の雨のヴェルニー公園で汐の香りをかいだあと、ビールを買って、横須賀線に乗り込み帰館。

《H16.12.11の画像》