差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年6月25日日曜日 14:25
宛先: 銭湯ML
件名: みうら湯(横浜市南区中里町)

ナカムラです。

今日(6/24)は、「みうら湯(横浜市南区中里町)」に行ってきました。
弘明寺駅(京浜急行)から、0.6キロ、6分くらいです。
小生が向かった、弘明寺駅(横浜市営地下鉄)からだと、0.7キロ、7分くらいです。

京浜急行電鉄が経営する、京浜急行の高架橋の下にある、細長いスーパー銭湯。線路の下にあるものの、弘明寺駅と上大岡駅の間にあるので、駅からはそれなりに距離がある。京急では、「弘明寺みうら湯きっぷ」なる割引切符を販売しているものの、クルマのやって来る人が多いようだ。

入り口には和風料亭風の門があって、庭木の中をアプローチする。
同湯の建物は、高架下&脇に建つ鉄骨平屋造の建物で、奥行きが100メートル近いうなぎの寝床のような建物だ。入口には黒瓦の屋根が掛けられ、何て言うのか、入口脇には屋号「みうら湯」と染め抜いた大きな暖簾というか、幕が張られている。

自動ドアを入ると、混んでいることと、長大な廊下のようなスペースが続いていることに驚く。一番奥の「お食事処 みうら亭」までが眺められる。

下足箱は100円リターン式の金属の小ロッカー。入ってすぐのスペースでは、京都の豆餅を売る露天商、商品を並べ「開業3周年サンキューフェア」の抽選コーナー、アカスリ&マッサージの受付、露天風のネイルサロン等が出ていて、多くの入浴客とともに、混然としている。土曜日の20:10。最も混んでいる時間帯の1つなんだろう。

そんな、雑然とした空間を抜けると受付。自販機でチケットを買う方式だ。とりあえず、100円のチケットを買って、会員証を発行してもらう。入浴料は、土・日・祝が750円。平日は100円安い。また、非会員の一般客は50円高い。2回入ると入会料はモトが取れるかたちになっている。

今日は、朝から、整形外科、皮膚科、理髪店と身体のメンテナンスをしてきた。久しぶりにアカスリをやってもらいたくなって同湯を選ぶ。アカスリは25分で会員料金2500円。相場より安めの価格設定だ。

受付で会員証を発行してもらって、また自販機に戻って会員料金のチケットを購入。受付では別のアカスリの受付コーナーで受付をしてきてくれという。アカスリの受付をして、再度、受付へ。仕方ないんだろうけど、細長い、混雑した廊下を、行ったり来たり・・・。

脱衣所は、天井も低く、100円リターン式のロッカーが並んでいる。混雑の割りにロッカー数が少ないなという印象だ。しかし、相客とぶるかるというほどではない。普通の銭湯のゆったりさは、いかに客が少なくなってしまったからなんだと、実感する。

戸を開けると、幅5間、奥行12間くらいのスペースに、露天2つ、サウナ2つ、黒湯温泉3つ、白湯2つ、水風呂1つという浴槽のラインナップ。

開業3周年だけど、黒湯は最近1年くらいだったと思う。濃度は中くらい。加温だけでなく、循環、消毒もあって、黒湯独特の匂い立つ香りまではない。

それなりの大きさの子供専用浴槽があるのが珍しい。浅い浴槽に、オモチャが入れられた籠がある。銭湯に玩具があるのは珍しい。こどもの来客も多い、同湯の玩具は頻繁に使われている。三国・瀧の湯という田舎の漁師町の銭湯に、やはり屋号を記した玩具があったのを思い出した。本当に使う客が来るのかという意外感があって記憶に残っている。

サウナは、スタジアム式の乾式のほか、ミントが香るミストサウナが気持ちいい。小生、このミストサウナというものが好きだ。

久しぶりのアカスリ。アカスリ嬢が日本人というのは、初めての遭遇だ。日本語が通じるのがいい。力加減や、痛くないかと細やかに聞いてくる。デカパンを履かされるのも初めての経験だ。タオルを掛けるだけよりも、双方に安心感があるということだろう。仕事中は、それなりに剥かれてしまうが・・・。

露天は海洋深層水が使われ、黒湯が出る前は、コレを売りにしていた。温度は34度と38度とかなり低い温度に設定されている。頭上を京急の電車が頻繁に通過するので、静寂や趣というものを求めるのは難しいけど、多くの客が寝転び湯などで、疲れを癒している。それにしても、海洋深層水というのは真水と思っていたけど、アカスリ後に入るとチト沁みる。舐めて確かめるのは遠慮したけど、それなりに塩分があるということだろう。

上がりは、「みうら亭」で生ビール会員価格470円。もちろん、つまみや食事も豊富だ。
帰りは、頂いた抽選券で抽選のお楽しみがある。小生、アタマだけでなく、クジ運も悪い。特等は、京急の旅館かホテルの宿泊券だったかな。小生は、「HAYAMA MARINA」とロゴが入った、面白いけど使い辛そうな、Tシャツ型のメモ帳を頂いた。

弘明寺は、美味しい店も多いし、物価もやすくいい町だ。同湯も繁盛している。
しかし、来店客数が多いせいか、多少落ち着かないかな。スパー銭湯はどこでもそうだけど。

帰りは、駅までの帰路途中にある旧「芦名湯」を改造した「創作酒家・Ashina」で冷たいカクテルでもと思っていたけど、カウンターも無さそうだし、夜も盛りの時間に中年男が一人で入るのも場違いな感じがたので、またの機会とした。