差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2006年1月2日月曜日 17:39
宛先: 銭湯ML
件名: 西品川温泉宮城湯(品川区西品川)

ナカムラです。

今日(12/16)は、「西品川温泉宮城湯(品川区西品川)」に行ってきました。
戸越駅(都営浅草線)から、1キロ、15分くらいです。

戸越銀座商店街が尽きた辺りで、記念湯への平和坂を登り、同湯の前を通り過ぎる。角を一回曲がって、程なくして、宮城湯。幟型の行灯看板が立っている。同湯は、4階建てのビル銭湯。地階が駐車場。1・3階が銭湯で、2階が宴会場。恐らく4階が居宅になっている。

入口には「西品川温泉 宮城湯」と書かかれ、ライトアップされている。有名な温泉銭湯だけど、何か、オーラを感じないなぁ・・・。

正面は駐車場への開口部が大きく、銭湯への入り口は数段の階段を昇ったところ。その入口脇に、エレベーターと階段。正面奥には小さめのコインランドリーがある。暗いせいもあるけど、なんか、ホコリっぽく、全体的に清潔さに対して気合がない・・・。

階段をトボトボ昇る。鉄骨造の建物のようだ。2Fのエントランスを入ると、SakuraG錠の下足箱がずらっと並んでいる。それなりに年季が入っている。

自動ドアを通ると花柄の絨毯敷きのフロント。風呂銭400円。サウナはプラス550円。時間が遅いのと、料金が高いと感じたのとで、今日はサウナはパス。横須賀のように、100円とは言わないまでも、200円くらいが妥当かな・・・。

同湯は、2日置きに、屋上テラスに露天風呂がある3Fと、1Fが男女交互になっている。確認してやって来たわけではないけど、幸いに、今日は、3Fが男湯になっている。今年もあまりいい年ではなかったけど、このくらいの、小さなラッキーには、何回か恵まれたかも知れない・・・。

2階のフロントから、カーペット敷きの階段を昇っていく。
脱衣所は、幅4間、奥行きは2間弱。天井高は、1.25間ほどと、普通の居宅と変らない。金属製のロッカー、HOKUTOWのアナログ体重計、マッサージ機、簡素な縁台があるのみ。余計なものはない。必要にして充分、なんだけど、少し潤いに欠けるかな。

浴室は、幅、4間、奥行3間半程度。やはり、天井高は浴槽上部を除き1.25間くらいと出色の低さ。まぁ、必要にして充分・・・だけど。島カランは2列で、外壁側から、7・4・4・4・0。カラン下は、台になっている構造。カランはWaguriの取っ手が銀色のもの。

浴槽は、向かって右側から主浴槽(42℃くらい)、バイブラ(41.5℃くらい)、8点座ジェット×2という構成。座ジェットのジェットは目詰まりからか、一部噴出していない・・・。
乾式サウナは数人が入れるもののよう。水風呂は2人くらいのもの。

ウリ物の露天は、これらの風呂の後ろ、硝子を隔てた屋上テラスにある。幅3間、奥行2間ほどのスペースに、幅1間、奥行1間半の岩風呂がある。やや暗いので、注意して歩く必要がある。温泉の浴感はあまりないけど、寒い日に、湯気がもうもうと立ち上る露天はいい。傍らに新幹線が通っており、立ち上がれば、竹垣風の塀越に電車を眺めることができる。

気持ちよく石に寝そべっている若者君と、不思議な祈りのポーズをしている髪を束ねた君と3人で露天を堪能していた。

上がりは、2階の大広間で生ビール550円。テーブルクロスと生ビールを渡される。テーブルが汚れているからなんだろうけど、客は小生だけなのに、セルフというのも硬直的だなと感じる。混んでいれば、こんな感想は持たない。サービスは難しい。
「忘年会、新年会の予約承ります」とカラオケ用のテレビに張ってある。

フロントで、高島易断書の暦が置いてあったので頂いた。「1010」と同じくらのコンパクト版。いろんな運勢が書いてあるので、思わず見入ってしまう。しかし、週刊誌の星占いのようでもあるなぁ。

最近の立ち寄り温泉と比べてしまうと不満が残るけど、銭湯とすれば、出色の湯なんだと思う。有名な銭湯だし、期待が大き過ぎたかな・・・。でも、総合力では、隣湯の記念湯に軍配が上がると思う。

帰りは、下神明駅(東急大井町線)まで歩く。
また、例によって、小型ながら繁盛している駅前のローソンで缶チューハイとフライドチキンを調達。追加でアルコールを補給してしまった。