宮の湯（鶴見区本町通）／鶴見入船新地

差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2007年6月17日日曜日 13:04
宛先: 銭湯ＭＬ (sento-freak@kt.rim.or.jp)
件名: 宮の湯（鶴見区本町通）

ナカムラです。

今日（6/14）は、「宮の湯（鶴見区本町通）」に行ってきました。
鶴見駅(京浜東北線)から、１．９キロ、２５分くらいです。

夕方、品川でミーティングがあって、風呂に入りたくなったので、そのまま宮の湯へ直行･･･。
夏至近くなので、横浜では１９：３０くらいまで明るい。

雨脚が強く、散策には不向きだけど、先ず、旧青線街の鶴見入船を散歩する。
痕跡を残す古い空家が取り壊されて、ビルの鉄骨が組まれている。間口に比べ、意外に奥行きがあることが判った。他は、以前来た時と変りがないものの、空家が多いので、段々と痕跡が失せていくような感じがする。

さて、宮の湯。本町通り商店街を挟んで、旧青線街の反対側にある。

近づくと屋号を記したコンクリ煙突が視界に入って来る。銭湯マップではサウナ有り、水風呂有りの、施設マーク充実の銭湯なので、勝手にビル銭湯だと思い込んでいた。しかし、前に直方体のフロントスペースを増築しているものの、黒瓦の伝統的木造銭湯だった。

階段１段を昇ると、靴脱ぎスペースに松竹錠の下足箱。自動ドアを通るとフロントがあって、４３０円とサウナ代１００円でバスタオルが渡される。冷蔵庫だけでなく、アイスクリームなども販売している。ビールはなし･･･。

脱衣所は、オリジナルは３間四方。しかし、フロントスペースとサウナ室が食い込んできている。ロッカーは、入口方と島ロッカーが１つ。錠は松竹シリンダ錠。

壁も天井も、やや煤けが目だってきた安物の白いクロスが張られている。オリジナルは古い建物なのだろう。天井には古い天井扇、大黒柱には黒い柱時計が現役で機能している。Ｋｅｉｈｏｋｕのアナログ体重計もある。

浴室は、幅３間、奥行４間。天井は２段型のプラ板張り。ウィング下部の高さが２間、高天井は３間半程度の高さがある。天井が高い、妙に垂直方向に大きい印象の浴室だ。そして、高い天井ゆえに広い外壁が、大きくアルミサッシになっている。機能的に過ぎる嫌いはあるけど、陽光がある日は、明るい浴室だろう。

島カランは１列で、カラン数はセンターから７･７･７･４。カランは日の丸扇の砲筒型のもの。

浴槽は、奥壁に深浅２槽。外壁脱衣所方のサウナ室の入り口手前に水風呂がある。
３つ折の小さい傘なので、身体はズブ濡れ。先ずは、温めの｢高麗人参風呂｣に浸かるが、なかなか身体が温まらない。温度は41.5度くらい。

｢本場品８～１０年物｣とか、｢高貴薬｣とか、そんなコピーがやや文語調の文体で奮っている。製造･発売元は東京約薬剤本舗という世田谷の会社のようだけど、まだあるのかなぁ･･･。

白湯の主浴槽は、外壁側にＬ字型に張り出すミクロバイブラで、焚出口の格子の奥に麦飯石が詰められている。その隣の中央よりは７点座ジェット×２。

サウナは６人で一杯一杯のもので、青いイルカ模様のバスタオルが敷かれている。水風呂との間を３往復する。水風呂の温度は２５度。ゆっくり入っていられる温度の水風呂も、混んでいない場合はなかなか快適だ。

ビジュアルは、大きな奥壁に絵付けの大きなタイル絵がある。絵柄は滝、湖、滝の構図。やや大味の絵かな。

雨降りの木曜日の１８：３０から１９：３０に滞在。相客は７、８人といったところ。

鶴見入船近く、末広湯脇のおばちゃんがやっている中華屋が気になっているけど、今日は冒険する気力がないので、駅まで戻って、吉野家で牛すき鍋定食を食べる。

鶴見･潮田地区は銭湯密集地。残るは、｢潮田湯｣と｢澤の湯｣の２つになった。

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ナカムラ　（Masayuki Nakamura）
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鶴見入船