差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年8月26日金曜日 23:21
宛先: 銭湯ML
件名: 中島湯(川崎市中島)

ナカムラです。

今日(8/20)は、「中島湯(川崎市中島)」に行ってきました。
川崎駅から、1.6キロ、市営バス04系統で「中島交番前」で降りて、2分くらいです。

先ずは、いつものように大船の観音食堂で早い夕食。生シラスが気になっているけど、夕方では品切れになるのか、今日もフラれてしまった。

川崎のヨドバシカメラでデジカメの画像をコピーするフォトストレージを購入。掌サイズの20GBのハードディスク。旅先で1.5Mの画像が1万枚超ストックできる。フィルムにすれば200本分くらい。以前はフィルムを「担いだ」けど、これならポケットに入る。何より、デジタルでは、現像という処理がなくなったのが効率的。カメラの営業をやっている友人が、プロは一瞬にしてデジタルに移行したと言っていた。「経済性」もあるけど、「効率的」だというのが理由のようだ。小生としても、イメージと異なる画像の場合は、その場で確認して撮り直せる。それが一番助かっている。

さて、中島湯。中盛会という商店街の中ほどにある。5年ほど前に、前を通ったが、その時は入浴しなかった。
ここは、営業時間が凄い。朝5時から深夜1時まで。休みは不定休で月3日ほど。スーパー銭湯を含めても、この営業時間の長さは際立っている。ここからして、男くさい川崎の銭湯という感じがする。

タイル張りに大きく「なかじま」と屋号を大書きしている。
後方を眺めても煙突は見えなかった。

暖簾はなく正面に男女兼用の下足箱。数はそう多くはない。錠は松竹。
入浴料は自販機でチケットを購入。銭湯料金400円にサウナ100円。以前はサウナ300円だったけど、シャンプー等の提供は止めて、値下げしたようだ。

カウンターで下足鍵と引き換えにロッカーキーを受け取る。サウナキーはプラスチックのもの。合わせて渡される。フロントスペースと脱衣所の第一印象は白い壁紙が黄色く煤けているなぁというもの。タバコのヤニなんだろうけど、よくもここまで黄色くなるまで放置している。やはり男の町川崎を意識せずにはいられない。

脱衣所は幅3間、奥行2間弱と意外に小スペース。
「浴場で飲食しないで下さい。」とのお達し。うんうん。
次は、「浴室で喫煙しないで下さい。」とのお達し。さすが男の町川崎。風呂場でニコチンを我慢できない輩がいるらしい。どうりで、壁、天井が煤けているわけだ。

浴室に入って気が付いたけど、基本的に幅3間、奥行4間ほどの伝統的銭湯の模様。それをベースにいろんなものを派生させている。
天井は2段型。プラ板が張られていて、脱衣所の壁紙同様黄ばんでいる。高天井がガラスの船底型天井になっている。昼は明るい浴室なんだと思う。プラ板の黄ばみなども目立たないのかも知れない。

島カランのみで外壁側に横置きに2列。5・5・5・5とカラン数は多くはない。
カランはWaguriの取っ手が銀色のもの。このカランは押すと金属音がするので、銀色の取っ手はステンレス製だと思っていた。しかし、同湯のものは鍍金が剥がれていて、白いプラスチックの地が出ていた。初めて気が付いたけどプラスチックに鍍金をしたものらしい。(あの金属恩は何だったんだろう・・・。)

浴槽は、センターに接して、脱衣所側に主浴槽のバイブラとデンキ。関西系の風呂のように一段階段を昇りやや高い位置に湯面がある。
その奥が黒湯槽。こちらは、階段がなく、湯面も高くない。小生が好む黒湯独特のオイリーな匂いはなく残念だった。そこそこの黒さのあっさりとした黒湯。清掃のため、23:50には湯を落とすとの注意書きがあった。

サウナは外壁側に張り出す形で設置されている。スチームサウナは無料。誰も利用しない。中にシャワーがあるのが好感が持てた。石張りの座面をシャワーで洗い流すことが出来る。汲み湯と手桶という組み合わせよりも衛生面で優れているだろう。

隣は乾式サウナ。110度くらいで、結構熱い。10人は入れ、TVも設置されている。リモコンがカゴに入れられて入口に置かれている。適当にチャンネルを選んで下さいということだろう。初めて遭遇するシステムである。さすが男川崎の銭湯。無駄が無い。

奥壁に接して水風呂が設置されている。桶もなければ、掛け湯をしてから入って下さいというアナウンスもない。川崎の男にそんなこと言ってもムダなのか・・・。

水風呂の奥にカラン6個の小さな洗い場とその外にトルマリンの半露天風呂がある。ちょっと泳げてしまうそうで、それなりに大きい。なかなかゴージャスだ。

同湯には、ビジュアルという軟弱なものはない。機能だけで勝負している。それはそれで潔い。
それなりに設備はしっかりしているんだけど、寛ぎを求める向きには不向きかな。

上がりは何種類かのビールが並んでいる。サッポロの黒ラベル300円。あまり飲んだくれられては困るせいか、チト高い。