名古屋・中村遊廓跡 H17.4.2

中村遊廓は、大正12年に営業を開始。
吉原を上回る3万坪の敷地は、今も残る五町(賑町、羽衣町、大門町、寿町、日吉町)に139軒の店があり、2000人の娼妓がいた。
伝統的な妓楼の他に、アール・デコ調の建物もあったらしい。

戦後は「名楽園」と名前を変えた赤線の町。
歴史的な経緯からだけど、今はソープ街の真中にユニーがあったりする、横浜人からすると奇異な町になっている。



旧牛若楼の屋号を引き継ぐ、ビジネス旅館・「牛わか」。
昨年12月は営業していたが・・・。残念。
「貫目」は有名なフルーツショップ。暖簾分けを受け、当地で30数年営業したけど、今月末で店を閉めるとのこと。建物は取り壊されるらしい。



牛わかの玄関


新羽衣荘。旧遊廓建物の転用と思われる。


大門からの目抜き通りの居酒屋


長寿庵。近くの鵜飼病院の所有なのか、
病院の広告看板があり、表札は「鵜飼」だった。


長寿庵


ソープランドも遊廓建物の転用が多い。裏は黒瓦の古い建物。
向かい側には、ユニー中村店がある。


洋風の建物は多くない。








旧妓楼の屋号をそののま引き継いでいるソープランド。


玄関には小さく「およし」という屋号があった。



中村映劇。若い人に尋ねても場所を知らなかった。
トタンを被せてあるところは、以前はモルタル。
往時は大きな映画看板が架かっていたんだろう。








新羽衣荘





新羽衣荘


遊廓転用の料亭・稲本


第一日赤病院


医療法人の名前が架かっていた。空家になっている。


大門。手前が廓の内側