差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2003年10月2日木曜日 0:27
宛先: 銭湯ML
件名: [sento-freak:04421] 仲乃湯(横浜市神奈川区)

ナカムラです。

今日(10/1)は、横浜市神奈川区の「仲乃湯」に行ってきました。
JR京浜東北線の東神奈川駅から5分くらいです。

毎朝JR東海道線で通勤しておりますが、国道1号線を隔てて仲乃湯の煙突を毎日見ております。
で、どんな銭湯なのかなと・・・。

入口には牛乳石鹸の暖簾。茶色を基調としたもの。
新しいデザインなのかな・・・。なかなか、いい感じのデザイン。

入口の左右には、定番の茶色のタイル。
暖簾をくぐった正面には、章仙のタイル絵。

下足箱は上2/3が新し目の松竹錠。
しかし、「松竹錠」という文字がが垂直に立っている。つまり、木札を横に突き刺す
感じになっている。
慣れれば、どってことないけど、なんだか少し使いにくい。

アルミサッシュの戸を開けると番台。
この業界ではやや若い目のお姉さま。それなりに美形・・・。
裸になるのが少し恥ずかしい。

さほど広くはないけど、島ロッカーがないため、広々としている。それに明るい。
ロッカーは壁側に6×4の24個。しかし、大半の人が丸型の脱衣籠を使っている。

床はニスで光っている。漆喰?の壁は純白、梁や柱はこげ茶色に塗られ、やはりニスで光っている。
柱時計はなく、実用一点張りのクォーツ時計が掛かっている。
古いものは、旧型の扇風機。ブンブン回っている。

変っているのは、脱衣所の端に、畳が敷いている3畳ほどのスペースがあること。
30センチくらいの高さになっていて、寝転んだりしながら、漫画を読んでいる人が居る。
居心地が良さそうな銭湯。結構入れ替わりに客が出入りする。

常連桶用に、それなり幅の6段の棚があり、桶がびっしり詰まっている。

浴室は奥に3つの浴槽。向かって一番左は薬湯で、黄色の蛍光ペンのような濃い蛍光色の入浴剤。
釜場への通路を隔てて、座ジェットと床からブクブクの風呂。

島カランは2列。カランはセンターから644446。奥行きがないから中型の銭湯だけど、幅は大型銭湯くらいある。
タイルはすべて更新されて新しいもの。とても綺麗で清潔だけど、レトロ志向の小生としては、イマイチ落ち着かない。

ペンキ絵は中島師の富士山と湖。淡い色調で描かれている。

浴槽への入口には「寿保神養」と揮毫の木製額。
久し振りに中学生くらいのも居た。
帰りに女湯に向かって「おかあちゃん帰るぜ・・・」と大声で声をかけていた。
最近はなかなか、見ない光景だ。

古いものは入口のタイル絵、扇風機くらい。現役バリバリの銭湯という感じだった。

帰りに、駅に近かった「娯楽湯」の跡に行った。
「小倉ミツエマンション」の建築看板がかかっていたけど、まだ、更地だった。
かなり大きな銭湯だったのかな、敷地はかなり大きかった。




(出所)横浜市浴場組合HPより。