差出人: Masayuki Nakamura [masa-nakamura@mpd.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2005年10月1日土曜日 12:30
宛先: 銭湯ML
件名: 中の湯(品川区戸越)

ナカムラです。

今日(9/26)は、「中の湯(品川区戸越)」に行ってきました。
戸越駅(都営浅草線)から、0.2キロ、2分くらいです。

有名な戸越銀座商店街(戸越銀座通り)から、ほんの少し清水坂へ折れたところにある。
伝統的木造銭湯を「コミカ風呂」ブランドで改装している。
正面には、コインランドリーと増築された直方体タイル張りのエントランススペースとフロントスペースがある。

下足箱の錠はSakuraG錠、62番のプラスチック札を取る。
フロントには80歳くらいの女将が静かに座っている。サウナはプラス200円のようだけど、今日は既に21:20。先週お預けを食った、戸越銀座駅前の「餃子の王将」が思い起こされたりしたので、風呂銭400円のみ差し出す。

脱衣所は、幅3間、奥行2間半がベース。そこから、サウナ室とフロントの一部にスペースが削られている。天井、壁ともにクロス張り。既に、黄ばみや煤けが目立っている。

日本の住宅は、平均20年も経たないで、産業廃棄物になる。それからすれば、既に内装は更新の時期なのかな。古い物の方が古くならない。変に新しくすると、古さや汚れが目立つ。なかなか難しい。

ロッカーは、男女境と入口方にシリンダ錠のSakuraV。ともに、家庭用扇風機がロッカーの上に載っている。テーブルと椅子があるだけで、他に特段のものはない。

浴室は、幅3間、奥行3間半。天井はウィング1間の2段型。直線で構成され、プラ板が張られてている。
島カランは2列で、カラン数はセンターから8・6・6・3・3・0。カランは角型で取っ手が茶色のもの。
コミカ風呂では、何回が見たことがあるけど、入口の緑の芝生を模したマットは好きではない・・・。なんか清潔感がいまいちの感じがする。

浴槽は、3層。センター側に高温槽。格子の中にガリウム石を仕込んだもの。泡等の仕掛けがなく、深さも浅槽と同じという意外感がある。温度は高温というほどではなく、42度強といったところ。

真中にはL字型に泡風呂、バイブラ、6点ジェット×2がある。温度は42度くらい。同槽は薬湯になっていて、「ワイン」。湯全体がピンクになっているのは、イマイチかな。外壁側手前に1人用の水風呂が設置されている。特に冷却はしていないのか、心地よい冷たさといったところ。

ビジュアルは、奥壁に出っ張った厚手のタイルを削って丹頂3羽を描いたもの。まさに「コミカ風呂」的なビジュアルになっている。

上がりは、フロントで赤ラベル。一番搾りなど、ビールも何種類かが並んでいた。先に出た相客3人もビールを飲んでテレビを眺めながら歓談している。低学年の男の子が上がってきて、風呂道具を横に置き、ペタンとカーペットに座って、テレビの下の漫画本を引き出して読み出した。いつもそうしているのかな、とでも自然は感じだった。

設備的にどうってことなかったけど、地元に根ざした銭湯という感じがした。子供も一人でやって来るし、若い客もいる。

帰りは、戸越銀座駅(東急池上線)前の「王将の餃子」に引かれたものの、帰りが遠回りになるので、戸越公園駅(東急大井町線)まで歩き、大井町経由で戸塚へ帰館。